概要
ようこそ冒険者ギルドへ。受付嬢が語る、三つの業務記録
冒険者ギルドの受付嬢は、笑顔と観察眼と、完璧な身だしなみを求められる。今日も子供たちがやってくる。南部の農村から。目を輝かせて。識別標を首にかけ、最初の依頼を選ぶ彼らを、わたしは窓口の向こうから見送る。それが窓口業務だ。それだけが、窓口業務ではない。
note にて『小説の構造設計──直感を技術に変える18のパラメータ』という創作技術論を連載しています。偉そうに講釈を垂れているが、こいつはそもそも書けるのか?──という当然の疑問に対する回答として、この短編を書きました。判定は読者のみなさんに委ねます。
note にて『小説の構造設計──直感を技術に変える18のパラメータ』という創作技術論を連載しています。偉そうに講釈を垂れているが、こいつはそもそも書けるのか?──という当然の疑問に対する回答として、この短編を書きました。判定は読者のみなさんに委ねます。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!少ない文字数の奥に凝縮された世界の奥行きを感じてほしい。
――寸鉄人を殺す。
この作品は、わずか1万5千文字で、10万字20万字の長編に比するほどの奥行きがあり、感情を揺さぶり、そして人の記憶に残る。
派手な鳴り物も、目を驚かせるカラクリも使わず、静かに――刺しに来る。
主人公である受付嬢を通して描くのは、駆け出しの冒険者と、ベテランと、ギルトの内幕。
それぞれに違うレイヤーで世界を捉え、それを一つの線でつなぐのか、主人公だ。
冒険者ギルドの受付嬢ものという、一見したところプリンのようなシチュエーション。「消費」されることが前提のWeb小説の世界で「そうやすやすとは消費されないぞ」という弾力を見せてくる本作。
普段、柔らかいものばかり食べてい…続きを読む