概要
献身的な車掌と少女は記憶を見つける旅をする。見つけた後は……。
思い出は世界の終わりに続く。
記憶のない少女メネスは、見知らぬ列車で目覚めた。専属車掌エヌの献身とともに、夢幻境(ドリームランド)を巡り、自分が何者なのか、自分の名前を探す旅をする。
猫の街ウルタール、白亜の街セレファイス、理想郷ソナ=ニル、行く先々でふるまわれる美味しい食事が、彼女の思い出となり、彼女を形作る。
車掌の正体は? メネス自身の名前は? それらを知った時メネスは決断を迫られる。
彼女は思い出を手に入れることができるだろうか? 最後にメネスは何を思い出すのだろうか?
記憶のない少女メネスは、見知らぬ列車で目覚めた。専属車掌エヌの献身とともに、夢幻境(ドリームランド)を巡り、自分が何者なのか、自分の名前を探す旅をする。
猫の街ウルタール、白亜の街セレファイス、理想郷ソナ=ニル、行く先々でふるまわれる美味しい食事が、彼女の思い出となり、彼女を形作る。
車掌の正体は? メネス自身の名前は? それらを知った時メネスは決断を迫られる。
彼女は思い出を手に入れることができるだろうか? 最後にメネスは何を思い出すのだろうか?
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!思い出がなくても、人は“自分”になれるのか。
記憶のない少女・メネスが目覚めたのは、不思議な列車の中。
傍らにいるのは、完璧な所作とどこか謎めいた雰囲気を持つ専属車掌・エヌ。
自分は誰なのか。
本当の名前は何なのか。
その答えを求め、二人は夢幻境を巡る旅へと向かいます。
猫たちの暮らす街。
白亜の幻想都市。
穏やかな理想郷。
そして、夢のさらに奥へ――。
壮大で、ときに恐ろしくもある幻想世界を巡る物語ですが、私が何より惹かれたのは、その旅の途中でメネスの中に積み重なっていくものたちでした。
誰かに名前を呼んでもらうこと。
怖くても、自分の意思でもう一歩進むこと。
猫の背中を撫でること。
そして、その土地で出会った料理を…続きを読む - ★★★ Excellent!!!謎めいた車掌と記憶を失った少女。幻想的で少し毒のある美しき旅の記録。
記憶を失った少女「メネス」が目を覚ましたのは、どこか不気味で、けれどこの上なく優雅な列車の中。出迎えたのは、赤い瞳を持つミステリアスな車掌・エヌ。
この作品の魅力は、なんといってもその独特な「空気感」にあります。
窓の外を這う異形の影や、贅を尽くした「宇宙」の味がする料理。そんな少し怖いけれど覗いてみたくなる幻想的な世界を、メネスは時に愚痴をこぼし、時においしそうに食事を楽しみながら、等身大の女の子として歩んでいきます。
特に、第2話、第3話と進むにつれて描かれる「食事」の描写は必見です。列車の優雅なフルコースから、街での素朴な硬いパンまで、五感を刺激する文章が物語に不思議なリアリティ…続きを読む