概要
亡国の王子は「存在しない王」を演じ、帝国を騙す
三年前、帝国に滅ぼされた瑞穂王国…
第三王子・朔夜は「死んだ者」として記録され、番号だけで生きる属州民になった。
記録がすべてを支配する帝国で、彼は謎の女から力を授かる。
相手が心から信じた嘘を、世界の記録に変える力。
ただし、他人の記憶を改竄する能力を使うたびに、朔夜の記憶が一つ消える。
朔夜は存在しない王「偽王」の仮面をかぶり、帝国に嘘の革命を仕掛ける。
守りたかった妹の顔さえ、思い出せなくなっていくとも知らずに…
力押しなし。誰の記憶を、どう改竄し信じさせるか…
嘘と記録の頭脳戦ダークファンタジー
第三王子・朔夜は「死んだ者」として記録され、番号だけで生きる属州民になった。
記録がすべてを支配する帝国で、彼は謎の女から力を授かる。
相手が心から信じた嘘を、世界の記録に変える力。
ただし、他人の記憶を改竄する能力を使うたびに、朔夜の記憶が一つ消える。
朔夜は存在しない王「偽王」の仮面をかぶり、帝国に嘘の革命を仕掛ける。
守りたかった妹の顔さえ、思い出せなくなっていくとも知らずに…
力押しなし。誰の記憶を、どう改竄し信じさせるか…
嘘と記録の頭脳戦ダークファンタジー
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!静かなのにめちゃくちゃヒリヒリするダークファンタジー
亡国の王子が帝国に復讐すると聞くと、剣を取って反乱を起こす話を想像するんですが、この作品の武器は“嘘”。
しかも、ただ相手を騙せばいいわけじゃなくて、相手に本気で信じさせた嘘が、世界の記録そのものになるというのが秀逸d( ̄  ̄)
誰に、何を、どう信じ込ませるのか。
力押しじゃなく、人の心理や情報を使って状況をひっくり返していくので、戦っていない場面でもずっと緊張感がある☆
そして怖いのが、その力にはちゃんと代償があること。
嘘を現実に近づけるほど、自分自身の記憶が少しずつ失われていく。
国を取り戻すために戦っているのに、その途中でそもそも何のために戦っていたのかまで失うかもしれない。こ…続きを読む - ★★★ Excellent!!!奪われ得る最も大切なもの
金銀財宝、名声、果ては命すらも含めて、
誰かに奪われ得る最も大切なものとは何でしょうか。
本作は、それが「存在の痕跡」、すなわち“記録”であると強く訴えかけてきます。
雨に流されれば足跡は消え去り、
私たちは時折、目覚めた寝床でふと考えます。
「本当に昨日、何があったのだろうか」と。
主人公を取り巻く世界は暴虐で、神経質で、どこまでも無機質です。
人間を数字で分類し、確たる事実さえも歪めて思考を惑わせます。
そんな世界の中で、物事を「上から」見通すことのできる主人公が、これからどう道を切り拓いていくのか。
独特のテイストと緊張感が漂う、秀逸なファンタジースリラーです。