概要
千年の果て、まだ光は残っている
「私が貴方に、名前をあげる」
千年以上の歴史を誇る花の大国「フロリア」。
その歴史は今、闇を操る魔王の完全復活により滅びの危機に瀕していた。
魔王とその配下の魔物に対抗できるのは、数少ない魔法を使える者達のみ。
聖剣に選ばれた勇者は存在するが、その力は未だ魔王には届かない——。
追い詰められた王が選択した、最後の切り札。
それは、魔物を滅ぼす血を持つ王女——リシアの存在だった。
王は勝利のため、実の娘であるリシアを「魔王討伐の切り札」とし、城に七年間幽閉し、血を採り続けた。
ただ血を搾り取るためだけに、傷つけられ続ける日々。
その中で、リシアの心は静かに、確実に壊れていった。
そして、十六歳になったある日。
城が魔物の襲撃を受け混乱に陥る中、侍女の助けにより、リシアは外の世界へと逃
千年以上の歴史を誇る花の大国「フロリア」。
その歴史は今、闇を操る魔王の完全復活により滅びの危機に瀕していた。
魔王とその配下の魔物に対抗できるのは、数少ない魔法を使える者達のみ。
聖剣に選ばれた勇者は存在するが、その力は未だ魔王には届かない——。
追い詰められた王が選択した、最後の切り札。
それは、魔物を滅ぼす血を持つ王女——リシアの存在だった。
王は勝利のため、実の娘であるリシアを「魔王討伐の切り札」とし、城に七年間幽閉し、血を採り続けた。
ただ血を搾り取るためだけに、傷つけられ続ける日々。
その中で、リシアの心は静かに、確実に壊れていった。
そして、十六歳になったある日。
城が魔物の襲撃を受け混乱に陥る中、侍女の助けにより、リシアは外の世界へと逃