概要
裏切りも悪意もない。奪われぬため少年は止まれぬまま戦場を駆け抜ける——
【毎日 7:00 / 19:00 の1日2回更新中です | 完結まで執筆済み】
触れたものを震わせる"与振"——それだけの因子。
射程もなく、火も氷も出せない。村の便利屋として肩を揉み、埃を落とす。それが少年エピスの日常だった。
13歳の夏、帝国軍が村を焼いた。悪意はなかった。
ただ自国のための資源を刈り取るように、整然と、静かに。
奪われた故郷。少年の手に残ったのは、「触れたものを震わせる」だけの因子と、二度と奪われないという誓い。
その因子は、触れたものに震えを与え、余震のように静かに広がっていく。
理解を深めるたび、少年が生み出す震えは大きくなっていく。
やがて少年は祖国の中核となり、その震えは戦場を揺らし、変えていく。
だが、奪われないための力は、いつしか奪うための力
触れたものを震わせる"与振"——それだけの因子。
射程もなく、火も氷も出せない。村の便利屋として肩を揉み、埃を落とす。それが少年エピスの日常だった。
13歳の夏、帝国軍が村を焼いた。悪意はなかった。
ただ自国のための資源を刈り取るように、整然と、静かに。
奪われた故郷。少年の手に残ったのは、「触れたものを震わせる」だけの因子と、二度と奪われないという誓い。
その因子は、触れたものに震えを与え、余震のように静かに広がっていく。
理解を深めるたび、少年が生み出す震えは大きくなっていく。
やがて少年は祖国の中核となり、その震えは戦場を揺らし、変えていく。
だが、奪われないための力は、いつしか奪うための力
おすすめレビュー
書かれたレビューはまだありません
この小説の魅力を、あなたの言葉で伝えてみませんか?