概要
わたくしという現象について、嘘を使って書いた散文
これは私小説の形式を借りて書かれたフィクションであり、
同時に、フィクションでしか語れなかった内面の記録でもある。
明確な答えや救いはなく、語りは静かに同じ場所を巡り続ける。
特別な出来事は起きない。
ただ、社会に適応しながら、自分が薄くなっていく感覚だけが、淡々と書かれている。
真白透夜 様主催「山羊座文学賞」参加作品です。
同時に、フィクションでしか語れなかった内面の記録でもある。
明確な答えや救いはなく、語りは静かに同じ場所を巡り続ける。
特別な出来事は起きない。
ただ、社会に適応しながら、自分が薄くなっていく感覚だけが、淡々と書かれている。
真白透夜 様主催「山羊座文学賞」参加作品です。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!ありのままの、あるがまま(ではない)
これは個人的な意見なんですが、エッセイって相当むつかしいと思うのです。自らの過去を詳らかにし、面白おかしくこの世に残す作業。思うに、人間は対外的にカッコつけたいものですから、話を盛ってしまったり、誇張したり、事実と異なる点がこっそり混ぜ込まれているものなのではなかろうか。真実の中に嘘を一ミリグラム混ぜると見えなくなるように、この世にあるエッセイというものは赤裸々なようでいて真っ赤な嘘でもある。と、懐疑的なわたしは訝しんでしまうのであります。
その点こちらの似非エッセイは、真っ直ぐに“嘘”であると主張しています。嘘に対して誠実な姿勢ですね。むしろ嘘を書いているということ自体が嘘であり、嘘であ…続きを読む