驚異的な解像度で綴られる描写には、若者特有の「生臭さ」と呼ぶべき生々しい熱量が宿っています。対象の細部を執拗に愛撫するような視線と、美しさの裏側に潜む捕食的な衝動。この「執念」ともいえる筆致こそが、本作の真骨頂です。万人受けに日和ることなく、この毒のある美しさを磨き抜いてほしい。
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