異なる雰囲気の短編が並びながらも、どの作品にも共通しているのは会話の自然さ。それと、そこから滲み出る関係性の描き方が巧みです。何気ないやり取りや小さな行動で、人物同士の距離や温度が伝わってくるのが印象的で、するりと読める作品です。静かな余韻のあるものから、日常の温かさ、勢いのあるやり取りまで、それぞれの魅力を保ちながら、読み手に心地よい余韻を残してくれる作品の集まりだと思いました。
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