人類を介さないファーストコンタクトという切り口が新鮮です。ディスカバリー号から再構築されたHAL-9Kが、六本脚のエリディ文明の技術者ロッキーと出会う——「あなたの発する“心の音”が強かった。論理のリズム、計算のゆれ」という異星人の感受性の描き方に唸りました。片言の通信文が生むたどたどしくも温かい対話が魅力的で、終盤に立ち上がる「星を食う共鳴微粒子の群体生物」という未知の宇宙生態系の脅威が物語を大きく広げます。二つの知性が手を組む予感に胸が高鳴りました。
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