半狂気と、日々と、暮らしとか
メランコリック
半狂気と、日々と、暮らしとか
光の腐るこの檻で 捩れ愉快な独り暮らし
体重いと剃りが這い 動悸を噛みて微笑むし
窓の曇が剥げ堕つと 飴粒打ちて哀は病む
朝の8時は一人でに起きて泣くから殺さなきゃ
夜の8時は二人手の相を眺めて糠喜び
そんな正気の最果てに どこかの忌み子は出勤す
名も足跡も分からぬし 忌まれた理由も分からぬが 口笛吹いて 血涙し 三日月真似て 口を裂く
なぞと木っ端の狂乱を拾い耽っていたけれど ガサとプラの 軽業成す音が 出涸らしの脈動掻き消して
薄い財布を想起させ 馬鹿な命は冷えました
冷えにひもじさ湧き上がり いっそ冷え切り眠ろうと ガラス踏み抜き 液体が
ヒビから全て流れ出し
やがて儚き朝露の まるで虚しき夢を見た
半狂気と、日々と、暮らしとか メランコリック @suicide232
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