冤罪です。実際に証明してみましょう！

放課後のカフェ。
いきなり現れた王太子。
その腕には頬にガーゼを貼った娘を連れている。
「あ、あたし、サンディア様から謝ってもらいたいんです！　二度と殴ったりしないでほしいって！」
「わたくしが、そちらのかわいいシャロンとやらを殴ったのですか？　身に覚えがありません。殴るなどという行為は、いつ、どこで行われたのですか？」
「とぼけるな！　昨日の放課後だ！　痛みのあまり、俺様の可愛いシャロンは今日の授業を休み、病院に行った！　そして、可哀そうに、俺様の可愛いシャロンの顔に、こんなにも大きなガーゼを貼る羽目になったのだ！」
「あら、まあ」

では、証明いたしましょう！

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