私たちも、いつか終わるんですか。

主人公は変な子です。
登場する仲間もみんな変です。

子どもたちの日常がおかしな語り口で、断続的に示されていきます。

ただ、保証します。
奇をてらっただけの文章ではありません。
ふんわりした日常に何気なく、「夢幻」ではない「現実」が差し込まれます。
彼らのおかしさは健気さや哀しさとなって立ち上がってくるのです。

変で愛おしい彼らが、どのような道を歩むのか。
応援してあげて欲しいです。