悪に立ち向かう4人の姫の、勧善懲悪、痛快アクションストーリーです。
- ★★★ Excellent!!!
(このレビューには多数の死語が含まれます(笑))
権力を笠に着てやりたい放題の阿久沢一族。偶然、阿久沢一族の被害者を家族・親族に持つバイク乗りの女子高生3人と元白バイ隊員の女性が出会います。そんな4人の姫を支えるライダーズカフェJ-Houseの店長たち。みんなで力を合わせ、阿久沢一族をぎゃふんと言わせる勧善懲悪、痛快アクションストーリーです。
読者を引き付けて離さない全体のストーリーの流れもいいです。私としては実況中継のシーンまで含めたバイクレースの描写が大好きです。実際のサーキットでバイクレースを観戦した経験のある人なら、いや、そうでなくてもたぶん、マシン同士がデッドヒートする場面を思い浮かべて興奮を感じるのではないでしょうか。私は鈴鹿サーキットで見た8時間耐久レースのファイナル、暗い中でヘッドライトを点灯させたバイクが猛スピードでゴールゲートに飛び込んでくる情景を思い浮かべました。そして最後は思いもかけない展開が…