日々の徒然オタ日記

桜菜

最近のSNS - なんやかや言ってもやめられないアイツ -

最近のSNSというか特にTwitterは良くも悪くも騒がしい、そんなことをふと思う。


自分が始めた頃は、一部のオタクたちの性癖博覧会的なイメージが強く、ちょっと検索すれば目から鱗の様な情報が出てきて、まるでまだ見ぬお宝発掘会場みたいな印象だった。

「こんな考え方もある」「こんな方法もある」そんなライフハックを見つけることができるオタクたちの溜まり場ーそんなイメージだった。

そして現在、もちろんそんなニッチな性癖をあげられている方も、目から鱗の情報ももちろんある。そういうものを探したくて、日夜せっせとSNSの海を徘徊する。

寝る間も惜しんでする(寝ろ)ソレは、ひどく楽しい。まるで脳内麻薬のでているかのように興奮し、集中してしまう。


だが、最近はどこか疲れることもままある。

楽しいはずなのにひどく疲れる日もあるのだ。

自分はおそらくツイ廃と呼ばれかねないくらいドップリとあの沼に浸かっている自覚はある。たぶん1週間に1回とか見る専で投稿しない勢からすればそう見えてもおかしくないのだろう。そんなドップリ勢の自分だが、最近のSNSー特にTwitterは疲れると感じることも少なくない。

何に疲れるか?といえば日夜繰り広げられる「論破系」のポスト(大抵バズってる投稿に意見としてついてるヤツ)やいつまでも治らない炎上騒ぎである。


皆様も一度は見たことがあるのではないだろうか。

有益な情報だと飛びついてリプ欄まで漁ってみたはいいが突然「それは違う!」と割り込んできて永遠と持論を展開し違う意見を出されるといいや違うと否定し他人のリプ欄で議論を展開させるヤツ。他人のポストのリプ欄でやるな自分の投稿でやれ、巻き込まれてる本来のポスト主が可哀想だろ、と強く思う。


本来、クリエイターとかオタクなんて大抵…というかほぼほぼ自己顕示欲の強い奴が大半だからこそこういう構ってちゃんも出てくるのだろうとは思う。ただ反応して反論したり逆に擁護したりすると余計された側の気が大きくなって火種が燃えてしまう可能性がある訳で。だからそういうのはスルーが一番良いのだ。下手に構って反論されると己の主義主張が傷つけられたと反論、ここで相手がまた反論するとまたまた返ってくるのでイタチごっこになってしまうのである。そしてそういうのを見るたび「またか…」とテンションが下がる。

本来野次馬気質でそういう論争に対して気になりがちな自分も、何度も何度もそういう場面にでくわすとさすがにウヘァとなってしまう。


じゃあ見るなよ、と言われてもそれができないのがツイ廃というものなのだろう。

誰かしかの投稿の一挙一動が気になって仕方がないのがSNSである。顔や本名すらわからない他人の「誰か」が起こした行動に一喜一憂して、賛同していいねを押し、ある人は己の考えをぶつけ、時には恍惚感を得る。


数十年前の漫画でよく見る「井戸端会議」や一昔前のお昼のバラエティー。やれ誰それがどうしたこうしたと、己には1ミリも関係ないのに風聴し、マウントし、悦に浸る、あの感じ。それをふと思い出した。

井戸端会議の主たるメンバーやお昼のバラエティー番組のメイン視聴者層はアラサー〜アラフォー世代で、現在の自分とほぼ重なる。自身も歳をとったのだと実感する。


結局のところ、人は好奇心旺盛な好きなミーハーなのだ。昔はテレビのバラエティーから流行を学び、おしゃれを学び、コアなファンは人脈を駆使して情報を手に入れたり本から学んだり。今ではSNSがそれを担っている。なにせスマホでちょっと調べれば知りたい情報がすぐ出てくる。人の好奇心というものを、SNSは上手くついてくる。


よくTwitterは濁流、泥だらけの川なんて揶揄されることがあるが言い得て妙、そんな泥だらけだからこそ良い情報も悪い情報も流れてくるのである。

そしてそれらに対して綺麗にせねばと面と立ち向かっていくのか、ひっそりと自分の過ごしやすい場所を静かに作っていくのかは利用者次第、ということだろう。

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