カクヨム短歌賞1首部門応募作品

十二水明

1話目

馬鹿って言った奴が馬鹿呟いた馬鹿が鏡に反射して馬鹿


ロクイチナナヨンに収束する日々を、足して5桁にしたいのだろう。


あのひとはきっといつでもわらってる、だからかなしい:だからかなしい


思い浮かぶのは逆光で焼き付いた残像見えなかった顔


繁華街ハグアンドキスヒムは例文になるほどありふれている


プラスチックみたいに成形されたから他とは違う傷を求める



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カクヨム短歌賞1首部門応募作品 十二水明 @Ilovepotato

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