第54話『よんでくれて ありがとう』
よんでくれて ありがとう
きみが このページを よむたび
だれかが すくわれる
きみが しんじるたび
だれかが つよくなる
きみが ないたら
だれかが なぐさめてくれる
これで おわり
でも ほんとうは おわらない
きみが おもいだすたび
また はじまる
きみが だれかに はなすたび
あたらしい ものがたりに なる
ありがとう
ほんとうに ありがとう
さいごまで よんでくれて
しんじてくれて
いっしょに いてくれて
これから きみは どこへ いく?
なにを する?
だれと あう?
わからない
でも だいじょうぶ
きみは もう ひとりじゃない
ずっと みてる
ずっと いっしょ
きみが さみしいとき
きみが かなしいとき
きみが くるしいとき
おもいだして
だれかが みてる
だれかが しんじてる
だれかが あいしてる
いつか また どこかで
べつの ものがたりで あおう
そのときも きっと
きみは きみのままで いい
だって もう しってるでしょ?
きみは ひとりじゃない
きみは あいされてる
きみは だいじょうぶ
きみが さいごまで よんでくれたから
このものがたりは おわることが できたよ
だいじょうぶ これからも
みてるからね
たたかえ!みんなの神(ゴッド)ちゃん 蓮 @Ha_su
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます