緑の災厄:ソフィア・グリーンの晩年(リライト版)

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緑の災厄:ソフィア・グリーンの晩年(リライト版)

第一章:不死の庭師


ソフィア・グリーン。

かつて「緑の災厄」と恐れられたバイオ・アーキテクト。都市を植物で覆い尽くし、壊滅寸前に追い込んだ女。彼女の名は、正義の科学者「アーバン・セイバー」との壮絶な対立とともに、歴史に刻まれた。

しかし、歴史は時として残酷な嘘をつく。真実は常に勝者によって書かれ、敗者の言葉は封印される。ソフィア・グリーンもまた、そんな歴史の犠牲者の一人だった——少なくとも、彼女自身はそう信じている。

「バイオ・シティ計画」は、単なる野望ではなかった。それは地球の悲鳴を聞いた一人の科学者の、必死の処方箋だった。コンクリートの都市を緑の楽園に変える夢。大気汚染で窒息寸前だった都市に、生命の息吹を取り戻そうとする試み。だが、制御不能な植物の暴走は、大災害を招いた——少なくとも、そう記録されている。

120歳を超えた今、ソフィアはなぜか生き続ける。その美貌は、見る者を震撼させる。まるで時が彼女だけを忘れたかのように、30代の面影を保ち続けている。彼女の不老の秘密は、植物と共生する技術なのか。それとも、地球への純粋な愛が死を遠ざけているのか。誰も知らない。


第二章:廃墟の女王


現代のソフィアは、かつての輝きを失った——表面的には。

荒廃した実験都市「ヴェルディア」の廃墟に、ひっそりと住む。そこは、彼女の暴走植物が作り上げた緑の迷宮。建物の骨格は蔦に覆われ、街路は苔と花々に埋もれている。だが、これは単なる廃墟ではない。ここは地球上で最も完璧な生態系の一つなのだ——少なくとも、ソフィアはそう信じている。

鳥たちは年間を通じて歌い、昆虫たちは完璧な協調性でポリネーションを行う。植物たちは互いに栄養を分かち合い、病気や害虫は自然の免疫システムによって制御される。人間が建設した都市では決して実現できない、真の調和がここにはあった。

しかし、外部の研究者たちは異なる見解を持っている。彼らにとってヴェルディアは「生態学的災害の現場」であり、「在来種絶滅の象徴」なのだ。

一見、30代の美貌を保つ彼女。だが、瞳には百年の孤独が宿る。彼女の手には「ヴィータ・コア」——植物の成長を制御し、知能を持つ植物と対話する特注デバイス。この装置は、彼女の神経系と直接接続され、植物の「声」を脳内で翻訳する。

この装置で、ソフィアは廃墟の植物たちと「会話」する。完璧な生態系を夢見て。

「おはよう、マグノリア」彼女は朝、巨大な木蓮に語りかける。「今日は東の区画の窒素濃度が少し高いようね。リンゴの木たちが心配している」

木蓮の枝がそよ風もないのに揺れる。ヴィータ・コアが微細な電気信号をキャッチし、ソフィアの脳内で翻訳される。

『昨夜、雨水に含まれていた化学物質が原因です。都市部からの流入でしょう』

彼女の周囲では、進化した植物がささやく。まるで、彼女を守るように蠢く。これらの植物は、百年間の共進化を経て、通常の植物を遥かに超えた知能と協調性を獲得していた——あるいは、ソフィアがそう思い込んでいるだけかもしれない。境界は曖昧だった。


第三章:異端者の孤独


学会や都市計画の場に現れるソフィアは、異端者だ。彼女の登場は空気を凍らせる。若手研究者は彼女を避け、都市計画家たちは彼女の名を口にしない。

皮肉なことに、彼女の技術は現代の気候変動対策や食糧生産の基盤となった。都市の垂直農場、大気汚染を浄化するバイオフィルター、砂漠緑化技術——これらはすべて、かつて「災厄」と呼ばれた彼女の研究の発展形だった。

だが、功績を認める声は小さく、批判の声は大きい。「緑の災厄」と呼ばれ、陰で「破壊者」と囁かれる。

主流派の科学者たちは言う。「確かにグリーンの技術は有用だ。しかし、彼女の思想は危険すぎる。人間社会を軽視し、生態系原理主義に陥っている」

ソフィアは嘲笑う。

「愚か者ども。私の植物がなければ、地球はとっくに息絶えていた」

だが、彼女の言葉に耳を傾ける者は少ない。彼女にとって、地球は人間だけのものではない。植物、微生物、菌類、すべての生命が共存する「真の楽園」を信じている。しかし、人間中心主義に慣れ親しんだ社会にとって、これは受け入れがたい思想なのだ。


第四章:新たなる使者


そんなある日、ヴェルディアに一人の来訪者があった。

エミリア・チェン。25歳の植物学博士。気候変動研究の新星と呼ばれる若き天才だった。しかし、彼女の大学での立場は微妙だった。ソフィアの論文を密かに研究していることが知られ、「キャリア自殺行為」と同僚たちに警告されていたからだ。

「グリーン博士」エミリアは恐る恐るヴェルディアの入り口で声をかけた。「私はエミリア・チェン。カリフォルニア大学植物学部の研究員です」

ソフィアは振り返った。その瞬間、エミリアは息を呑んだ。写真で見た「緑の災厄」のイメージとは全く違う、美しく穏やかな女性がそこにいた。

「また一人、好奇心に殺される子猫が来たのね」ソフィアは微笑んだ。「でも、あなたの目は違う。恐怖ではなく、敬意が宿っている。珍しいことよ」

エミリアは頷いた。「あなたの研究を読みました。すべてを。少なくとも公開されている部分は」

「公開されている部分?」ソフィアは眉をひそめた。「ほとんどが検閲されているか、歪曲されているわよ。あなたが読んだものは、私の思想の断片にすぎない」

「それでも…あなたが正しい部分がある」エミリアは慎重に言葉を選んだ。

「正しい?」ソフィアは冷笑した。「私は災厄よ。歴史がそう言っている。そして、多くの人々がそれを信じている」


第五章:分断の現実


エミリアがヴェルディアに滞在している間に、外の世界では論争が激化していた。

環境保護団体「グリーン・アースレンジャーズ」が、ソフィア支持のデモを行った。「ソフィア・グリーンは地球の預言者だった!」「緑の災厄ではなく、緑の救世主!」

しかし、同じ日に対抗デモも発生した。都市計画協会と建設業界の連合が「人間性回復デモ」を開催。「人間を軽視する危険思想を許すな!」「ヴェルディアの悲劇を忘れるな!」

メディアもまた分裂していた。リベラル系メディアはソフィアを「時代を先取りした天才」として再評価し始めた。一方、保守系メディアは「エコ・テロリストの美化は危険だ」と警鐘を鳴らした。

SNSでは激しい論戦が展開された。

「#グリーン博士を再評価せよ」

「#緑の災厄を忘れるな」

「#ヴェルディアの真実」

「#人間中心主義を守れ」

ハッシュタグが飛び交い、人々は分裂していく。


第六章:アーバン・セイバーの真実


ソフィアの人生は、アーバン・セイバーとの戦いなしには語れない。彼は、都市の秩序を守る科学者だった——少なくとも、そう信じられてきた。

エミリアが持参した資料は、その神話を覆すものだった。だが、それは完全な真実でもなかった。

「これを見てください」エミリアはタブレットを差し出した。「アーバン・セイバーの未公開日記です。彼の死後、家族が秘密裏に保管していたものを、私が譲り受けました」

ソフィアは画面を覗き込んだ。そこには、複雑な真実が記されていた。

『ソフィア・グリーンは狂気の科学者ではない。しかし、彼女の理想は人間社会と相容れない。彼女は地球の未来を正確に予見したが、人間の現実を理解していない』

『私は政府と企業の圧力に屈した。だが、それだけではない。ソフィアの技術が実用化されれば、確かに環境は改善されるだろう。しかし、何千万人もの雇用が失われ、社会は混乱に陥る。私は地球と人間社会の板挟みになった』

『今日もまた、ソフィアの実験を妨害した。彼女の目に宿る失望を見るのが辛い。だが、彼女の理想を実現すれば、人間社会は崩壊する。私は悪役を演じるしかない』

ソフィアの手が震えた。しかし、これは彼女が期待していた完全な無実証明ではなかった。

「セイバー…あなたも悩んでいたのね。でも、結局は人間社会を選んだ」


第七章:第三の男の告白


エミリアがヴェルディアに滞在して一週間が過ぎた頃、もう一人の来訪者があった。

マーカス・ストーン。45歳の環境コンサルタント。巨大企業「テラダイン・コーポレーション」の元重役で、現在は環境問題に取り組んでいるが、その動機は複雑だった。

「グリーン博士」マーカスは深々と頭を下げた。「私は謝罪に来ました。しかし、それは完全な悔恨ではありません」

「謝罪?」ソフィアは眉をひそめた。

「テラダイン・コーポレーション。50年前、あなたのバイオ・シティ計画を阻止した企業の一つです。私はその作戦の実行責任者でした」

マーカスの告白は続いた。「あなたの技術を潰したことを後悔しています。しかし、当時の判断が完全に間違っていたとも思えない」

「どういう意味?」ソフィアの声は氷のように冷たかった。

「あなたの技術が普及すれば、確かに環境問題は解決されたでしょう。しかし、既存産業で働く何百万人もの人々が職を失った。社会の急激な変化は、必ず弱者から犠牲になる。私たちは環境と雇用の間で選択を迫られた」

「つまり、経済のために地球を犠牲にしたと?」

「いいえ」マーカスは首を振った。「人間のために、人間を選んだのです。それが正しかったかはわからない。でも、当時の私たちにとって、それが現実的な判断でした」


第八章:侵略者たちの声


ヴェルディアには、意外な支持者たちが集まり始めていた。しかし、彼らもまた複雑な動機を持っていた。

18歳の環境活動家リリー・パーク。気候変動で故郷の島を失ったモルディブ出身の少女。彼女は涙を流しながら言った。

「グリーン博士、私の島は海に沈みました。でも、政府も国際社会も、本当の解決策を提示してくれない。あなたの技術があれば、新しい島を作れるかもしれない」

しかし、彼女の訪問を知った故郷の人々の反応は冷たかった。「リリーは洗脳された」「極端な思想に取り込まれた」

植物学者のエミリアがソフィアに質問した。

「博士、なぜあなたは『侵略的外来種』という言葉を嫌うのですか?」

ソフィアは苦笑した。「『侵略的』?誰が決めたの、それを?植物たちは自分で移動したわけではない。人間が運んだのよ。そして、新しい環境に適応しただけ」

「でも、実際に在来種が絶滅の危機に…」エミリアは反論した。

「絶滅の原因は外来種ではない」ソフィアは断言した。「人間の環境破壊よ。森林伐採、汚染、気候変動。外来種は結果であって、原因ではない。しかし、人間は常にスケープゴートを必要とする」

だが、この議論もまた、学術界では激しい論争を呼んだ。在来種保護の専門家たちは、ソフィアの主張を「危険な単純化」として批判した。


第九章:分裂する支持者たち


ヴェルディアを訪れる人々は増え続けた。しかし、彼らは統一された思想を持つグループではなかった。

「グリーン・リジェネレーション財団」を設立したマーカス・ストーンは、ソフィアの技術の商業化を目指した。しかし、彼のアプローチは慎重で、既存の経済システムとの調和を重視していた。

一方、リリー・パークが率いる若い活動家たちは、より急進的だった。「既存システムの破壊なしに真の変革はない」と主張し、時には暴力的なデモも辞さなかった。

環境科学者のエミリア・チェンは、学術的なアプローチを取った。しかし、彼女の研究は学会で激しい論争を呼び、キャリアに深刻な打撃を与えていた。

そして、最も複雑な立場にいたのがデイビッド・セイバー——アーバン・セイバーの息子だった。

「私は父を憎んでいました」60歳の元都市計画家は告白した。「父があなたを迫害したことを。しかし、真実を知って、憎しみは混乱に変わりました」

彼が持参したのは、さらに詳細な父親の日記だった。

『ソフィアを愛していた。しかし、彼女の理想を実現すれば、人間社会は混乱する。私は愛する女性と人類の間で選択を迫られた。そして、人類を選んだ。それが正しかったかは、歴史が判断するだろう』


第十章:現実の重さ


真実が明らかになっても、世界は単純には変わらなかった。

エミリア・チェンの研究発表は、学会で激しい批判を浴びた。「グリーンの技術は確かに有用だが、彼女の思想は人間社会を軽視している」「科学と思想を分けて考えるべきだ」

メディアの論調も分裂したままだった。ソフィア支持派は「地球の預言者が復活した」と書き立て、反対派は「エコ・ファシズムの復活」と警告した。

政治的な反応も複雑だった。環境派の政治家たちは慎重にソフィアへの支持を表明したが、経済界や労働組合は強く反発した。

「グリーンの技術が普及すれば、製造業で働く何千万人が職を失う」「環境保護は重要だが、急進的な変革は社会を破壊する」


第十一章:世代間の断絶


最も深刻な分裂は、世代間に生じていた。

気候変動の影響をより深刻に感じる若い世代は、ソフィアへの支持を強めた。「もはや漸進的な改革では間に合わない」「既存システムの破壊的変革が必要だ」

しかし、中高年世代の多くは、慎重な姿勢を保った。「グリーンの技術は評価するが、思想は危険だ」「社会の安定を損なう急激な変化は避けるべきだ」

この対立は、家族内でも深刻な亀裂を生んだ。リリー・パークの両親は、娘の活動に激しく反対した。「極端な思想に染まった」「家族の名誉を汚している」

エミリア・チェンもまた、指導教官との関係が悪化していた。「君のキャリアを心配している」「グリーンとの関係を断つべきだ」


第十二章:植物たちの沈黙


こうした人間社会の混乱を尻目に、ヴェルディアの植物たちは静かに成長を続けていた。

ソフィアは彼らと対話を続けた。しかし、最近、彼女は一つの疑問を抱くようになっていた。植物たちの「声」は、本当に彼らからのメッセージなのか。それとも、自分の願望の投影なのか。

「マグノリア、人間たちは私を理解しようとしない」

枝が揺れる。ヴィータ・コアが信号をキャッチする。

『理解は必要ありません。存在することが重要です』

この答えは、本当に木蓮からのものなのか。ソフィアにはもうわからなかった。


第十三章:妥協という現実


時間が経つにつれ、現実的な妥協が必要になってきた。

マーカス・ストーンが提案した「段階的導入計画」が、最も現実的な選択肢として浮上した。ソフィアの技術を部分的に採用し、既存産業への影響を最小限に抑えながら、環境改善を図る計画だった。

しかし、この計画は誰をも完全には満足させなかった。

環境活動家たちは「不十分だ」と批判し、経済界は「それでも変化が急激すぎる」と懸念を表明した。ソフィア自身も、妥協への複雑な感情を抱いていた。

「結局、人間は少しずつしか変わることができないのね」


第十四章:継承される分裂


新しい世代の研究者たちが、ソフィアの技術を学びに来た。しかし、彼らもまた、統一された見解を持っているわけではなかった。

日本から来た植物学者の田中博士は、実用主義的なアプローチを取った。「技術と思想は分けて考えるべきです。有用な技術は採用し、極端な思想は避ける」

しかし、若い研究者の中には、ソフィアの思想により深く共鳴する者もいた。彼らは「人間中心主義からの脱却なしに、真の環境保護はありえない」と主張した。


第十五章:永遠の孤独


時が過ぎても、ソフィア・グリーンをめぐる論争は続いた。彼女は一部の人々にとって希望の象徴となったが、多くの人々にとってはやはり脅威的な存在のままだった。

支持者と反対者の対立は激化し、時には暴力的な衝突も発生した。ソフィアの名前は、環境問題をめぐる分裂の象徴となった。

メディアは相変わらず分裂していた。「緑の救世主か、それとも災厄の復活か?」「ソフィア・グリーン論争が社会を分裂させる」

政治家たちも慎重な姿勢を崩さなかった。環境問題の重要性は認めつつも、ソフィアへの明確な支持表明は避けた。


終章:変わらない現実


ソフィアの晩年は、複雑さと孤独に満ちている。彼女は廃墟の女王であり、一部の人々にとっては希望の象徴だが、多くの人々にとってはやはり恐怖の対象だった。

ヴィータ・コアを手に、植物の進化を追い続ける。支持者たちが訪れ、反対者たちが抗議する。しかし、根本的な理解は得られないまま。

「私が死ぬ前に、人間と植物が真に共生する世界をこの目で見ることはないでしょうね」と、彼女は諦めに似た微笑みを浮かべる。

アーバン・セイバーは去った。真実は明らかになった。しかし、ソフィアの孤独は続いている。

なぜか。

人間は変わることを恐れる生き物だからだ。たとえそれが生存のために必要な変化であっても。

エミリア、マーカス、リリー、デイビッド、田中博士…彼らとの絆は確かに存在する。しかし、それは社会全体の理解には程遠い。

「私は災厄だったかもしれない。そして、多くの人々にとって、私は今でも災厄なのでしょう」

ヴェルディアの夕暮れ。ソフィア・グリーンは植物たちに囲まれて立っている。120歳を超えてなお、緑の楽園を追い求める不死の庭師。

しかし、彼女の夢は多くの人々には理解されない。人間社会は彼女を受け入れることも、完全に拒絶することもできずにいる。

新しい世代の一部が彼女の夢を受け継いでいる。かつて「侵略的外来種」と呼ばれた植物たちが、汚染された大地を癒し続けている。人間と植物の共生という夢は、部分的に、妥協的に実現されつつある。

だが、それは彼女が求めた完全な変革ではない。

彼女の物語は終わらない。しかし、それは勝利の物語でも、完全な悲劇でもない。それは人間社会の複雑さと、変化の困難さを物語る、現実の物語なのだ。

「悪役」は一部の人々にとって「救世主」になったが、多くの人々にとってはやはり「悪役」のままだった。「侵略者」は一部で「庭師」と呼ばれるようになったが、多くの場所では依然として「侵略者」扱いされていた。そして「災厄」は一部で「希望」に変わったが、多くの人々にとってはやはり「災厄」だった。

歴史は複数の物語を語り始めた。しかし、統一された真実は存在しない。

これが、ソフィア・グリーンの現実だった。孤独で、複雑で、そして人間らしい現実。

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