創られた世界で

学生初心者@NIT所属

止められた世界

 1年と3ヶ月。久しぶりに限定的に時を動かす。

 その止められた世界の一部を。


 そうすれば、必ず現れるのが■■■■■■。


「ついに動かすのか? あの世界を。それとも創って終わってる世界を動かすのか?」


「まあ、新しい世界を創ってほしいとは思ってるけれども、今回は、ちょっと趣旨が違くてね。」


「なんだ? 今まで世界の創造か停止の要求してきてたくせに。」


「カクヨム甲子園っていう、高校生限定の小説コンテストがあって、それのカクヨム甲子園創作合宿っていうやつの今のテーマが「メタフィクション」でね。」


「それで、私との会話の小説を作りたいと。」


「そういうこと。」


「だとしても、何の話をするのか決めているのか?」


「いいや、考えてないよ。」


「じゃあどうするんだ? 下手な話をしたらお前の書いてる『転生したら最強になっていた。』だったかな? のネタバレになる気がするが。」


「そうだね。あと、これを上げるサイトがカクヨムだから、『異世界に転生したら魔法を極めすぎました。』だね。細かいかもしれないけど。」


「そんな細かいこと気にしてもしょうがないぞ。」


「いや、分かってても気になっちゃうからさ。そういえば、今、創っただけで終わってる世界って何個あったっけ?」


「え~っと。15個だな。」


「そんなあったのか。」


「いや、もう1個あったな。」


「そのもう1個あったってやつ俺が中2のときのやつ?」


「そのようだな。それにしてもなんでわかった?」


「まあ、忘れ去られてる可能性があるのなんてそれしかないし。」


「確かに、これの後に創った世界は一年開いているようだからな。」


「そんなに開いてたんだ。」


「その間に、最初の世界線を吹き飛ばしたからだろ。」


「それに関しては申し訳ない。」


「この世界線も吹き飛ばさないでくれよ。」


「それは分かってるよ。それに、完結させる宣言してるから絶対に起きないよ。」


「ならいいが。」


「あと、何だろね。」


「では、私の作品はどうなった?」


「あ~。あったね。エイプリルフールのやつ。懐かしいね。70PVの9フォロー、星9だね。」


「あんな、むちゃぶり、短時間、短文でそこまでいくのか。」


「迷惑かけてごめんね。」


「まあ、あれはあれで面白かったからいいが。」


「そう? 23時間で小説を書いたことないのに作れって相当大変だったと思うけど。」


「まあ、適当な世界であの展開を見てからやってるからな。何もなしでやってる人間と比べたら楽に作っていると思っている。」


「それが出来るのか。強いね。」


「そろそろ、いいんじゃないか?」


「そうね。それじゃあ、また。たぶん、来月か再来月に創るのはお願いするね。」


「分かった。でも、こんな作品よりしっかりしたの作ったほうがいいのでは。」


「それは、面倒くさいよ。」


 そうやって、また、その世界は止められた。

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