今を歩くこと。

玉置ぽえた。

第1話

後悔は

43年間の人生のなかで

山のようにしてきた。

思い出す度に

あ〜したら…

こ〜すれば…

やり直したいと

30代の頃ぐらいまで

何回も何回も思った。

でも

でもですよ!

やり直したトコロで

絶対!永遠に!

幸せなのかと問われると

それは多分違くて…。

可愛い息子だって

産まれてなかったかもしれない。

大好きな方達にだって

きっと出逢えていなかった。

失くしたことは多かったけど

得たものもあった

夢も見つけた。

あの時の自分は

もう精一杯

痛む傷を抱えながら

ほとんど泣きながらだったけど

やれるだけのことをやりながら

懸命に生きたんだ。

だから

過去を足枷に

感じる必要なんてなくて。

時には振り返ることもあるけど

この道が

何処へ続いているのか

今はそれが知りたいから。

だから

生きていたい。

そう思う。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

今を歩くこと。 玉置ぽえた。 @poeta

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ