丸の内は振り向かないで
伝説のくま
第1話
私は万全大学で気功と地理学を専攻した後に
その学びの甲斐も無く、元寇のひしめく北九州市や
佐世保に在り
艦船の補給物資などの計算に日々を費やし
それらを、偽造紙幣にて放り込み出金でなく
納金の小さな国事務所で日々を過ごした
いうなれば輸送課のくちばし
その後その経験やらから
丸の内OLになったのは
数えて八年目に差し掛かる頃であった。
住居は港区にマンションに居住した。
さておきそんな私にも一つの楽しみがある。
それは貧乏な人を支える十万円送金だ
いつもは小さな軽自動車を動かしもちろん
自身が運転士をし
埼玉東秩父辺りで貧乏人を見つけて
仕事を聴いたり仲良くなると
送金する為に相手の遣ってない預金口座番号を聴いて
そこへ偽造事務用十万円紙幣で
一括送金を
ふんどしのあんころもちと同じく三回は送金してやるというものだ
事務所のATMに
偽造紙幣丸の内シン之介(物取りに遭ってもすぐ遣えず証拠品になる為の国の裏金)を
駆使し小さな世直しをするが、
ホストには興味が無い
私の夢は東秩父に居住しゴールデンレトリバーと暮らす事だが
まずは体力づくりも兼ねて山登りとバスケットボールなどを
している。
こないだは竹下安蔵というやたらと人斬り以蔵が好きな
小僧に出会う、送金して楽天スマホを着装させて
親を斬る前にタイミーで働けばいいと
シン之介にて送金した。
様子を窺いにキューブを走らせて港区のマンションを出た。
その日は、新造艦船が処女航海から寄港し輸送科と共に港入りし
物資計算などが少なく
帰宅も早く
安蔵のシフトである夕方17時から21時に間に合い
近くの倉庫のフェンス越しに安蔵を観察できた
凄まじく汗をかき
この先は無いかもしれぬと挫けてた
数週間前と違い
立派にサラリーマン倉庫作業員に転じた
安蔵を快く見守り、その場を後にする。
倉庫に在りきは安蔵幾ばくの躊躇も無く
自らを由とする動き
浮沈艦空母にあるは立派な丸の一節であるか
杏子 タマムシ花押
丸の内は振り向かないで 伝説のくま @K2Writer
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。丸の内は振り向かないでの最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます