山本くんからのアプローチが止んでから、もう二週間が経とうとしていた。

 仕事に集中しようとしても、ふとした瞬間に彼の表情が浮かんできてしまう。食事の味もよくわからなくなって、夜は眠っても夢の中で彼を探してしまう。日ごとに気持ちが擦り減っていくのが自分でもわかって、けれどどうしていいのかわからなかった。

 そんな私の変化に一番早く気づいたのは──やっぱり、麻美だった。


 その日麻美は終業後、山本の居るフロアに赴き、自身のデスクから席を立った山本に声をかけた。

「山本、ちょっといい?会社の外で軽く話さない?」

 麻美のいつもより少し低い声と真剣な表情に、山本は一瞬の戸惑いを見せたが、すぐに冷静な顔に戻った。

「わかりました」

 二人は会社の外へ出た。近くのカフェでも居酒屋でもない。人目につかないよう、オフィスビルの裏手にある小さな公園のベンチを選んだ。夜風が吹き抜ける公園はひっそりとしていた。麻美はベンチに腰を下ろすと、夜空を見上げ、深く息を吐いた。

「あんたのこと、骨のあるやつだと思ってたけど」

 麻美は夜景に背を向け、山本を真っ直ぐに見た。その言葉に、山本の目が僅かに動揺したように見えた。

「…なんのことですか」

 山本は視線を麻美から逸らさずに問い返す。

「ふうちゃんのこと、諦めたの?」

 山本の肩がピクリと反応した。

「いえ」

 彼の声は、即答だった。何の迷いもない。

「じゃあなんであの子にあんな顔させてるの?」

 麻美の視線が山本を鋭く射抜く。それは親友を傷つけられたことへの明確な怒りの色を含んでいた。

「……先輩が“少し時間がほしい”と仰ったので、きちんと向き合っていただく時間を、と…」

 山本は少しだけ言い淀んだが、すぐに続けた。彼の表情はどこか苦しげだ。

「ですが…それが逆効果になっていることは、私も自覚しています。先輩の様子を見ていればそれは分かります。どうするのが最善なのか、正直、今は…」

 彼はそこで言葉を詰まらせた。完璧な彼が、珍しく戸惑いを露わにしている。

「は?」

 麻美の眉が吊り上がる。まるで「言い訳か?」とでも言いたげだ。

「あんたねぇ…そういう小難しいこと、ふうちゃんには通じないの。あの子、あんたが思ってる以上に鈍感だし、人の気持ちを深読みするタイプじゃないから」

 麻美の言葉に、山本はさらに焦りの色を濃くした。

「現にここ数日、あの子、あんたがいないところで、あんたのことばっかり気にしてる。どれだけあんたの存在が大きいか、今、身をもって感じてるんだよ」

 言い切った後、麻美はフッと笑みを浮かべた。呆れと、そしてどこか感心したような表情が入り混じっていた。

「…まっ、あんたの作戦は結果的にあの子が自分の気持ちに気づくきっかけにはなってるみたいだから、良しとしようか」

 麻美はそう言って、山本の肩をポンと叩いた。

「あんたが本当にふうちゃんのことが好きなら、今度はあんたのやり方じゃなくて、ふうちゃんが一番理解できるやり方で背中を押してやりなさい」

 麻美の言葉に山本は深く頷いた。彼の瞳に再び強い決意の光が宿る。


 - - -


 一方その頃、私はオフィスに一人残っていた。

 パソコンの前に座ってはいたけれど、手はほとんど動かない。頭の中はずっと同じことでいっぱいだった。

 山本くん…どうして、急に…。

 彼の態度が変わった理由を考えても、うまく答えは見つからなかった。それでも、ひとつだけはっきりしていることがある。彼がそばにいないと、こんなにも胸がざわつく。

 朝の「おはよう」もどこか事務的。さりげない話しかけもなければ、仕事の合間にふと感じる視線もない。それだけのことなのに、私はこんなにも寂しくなってしまっている。彼がいないと気づいた瞬間から、心の中にぽっかりと穴が空いたみたいだった。これまで彼がいてくれることがどれだけ支えになっていたのか。今さらのように気づかされる。

 私…こんなに、山本くんのこと…。

 かもしれない、なんてぼんやりした気持ちじゃなかった。むしろ、もうとっくに、ちゃんと。

 彼の言葉も、仕草も眼差しも、胸の中に残ったままじんわりと温かく広がっていく。

 彼からのアプローチがなくなってようやく気づくなんて、情けないと思う反面、ちゃんと自分の気持ちを見つけられたことに、少しだけホッとしている自分もいた。

 私、山本くんのことが好きだ。

 そう心の中で言葉にした途端、不思議なくらいすっと胸が軽くなった。

 もう迷いたくない。そう思った私は静かに立ち上がった。パソコンの電源を落とし椅子を戻す。温かな決意が心の中でぽうっと灯る。

 私から、伝えよう。そう思っただけで少し背筋が伸びた。

 フロアを見回すと、彼のデスクはもう片づいていて、山本くんの姿は見当たらない。でも、まだどこかにいるかもしれない。給湯室か休憩室か。もしもう帰ってしまっていたとしても、私は──きっと追いかけてしまうだろう。

 今すぐ伝えたかった。

 私は机の上を片づけることも忘れて、急いでフロアを駆け出した。


 - - -


 松岡先輩と別れた後、俺は再びオフィスフロアに戻ってきた。けれど、先輩の言葉はまだ耳の奥で燻っていた。

 俺の行動はやっぱり裏目に出ていたらしい。自分なりに考えて選んだ“距離”が、結果として先輩を追い詰めていた。その事実に気づいた今、胸の奥がきゅうっと締めつけられる。

 答えを出そうとしている先輩に、不必要に余計な波を立てるのは違うと思った。だからこそ、見守ると決めたのに。その静かな選択が彼女の心をかえって不安にしていたなんて。俺は完全に手詰まりだった。

 席に戻ると、ふと先輩のデスクが目に入った。モニターの画面はすでに落ちていて静かな黒を映している。

 ……帰った、のか。

 そう思いかけて、俺の目が一点で止まった。先輩のデスクの上。そこに置かれている、スマホと、いつも持ち歩いている鞄。

 違和感が一気に広がる。先輩はこういう忘れ物をする人じゃない。ましてやスマホや鞄を置いたまま帰るなんて、普通じゃありえなかった。

 俺は腕時計に目をやる。とっくに定時は過ぎていた。遅くまで残業してたのか?それにしては気配がない。人影も音もしない。

 ざわりと胸に冷たいものが走る。あの日の出来事――先輩が怖い思いをした日のことが、嫌なほどはっきりと蘇った。

 思考の中で妙な静けさが広がる。不安はもう疑いようのない焦りに変わっていた。

 俺は一度席についてパソコンを立ち上げた。仕事を装いながら、フロアの入り口をちらちらと気にする。けれど、彼女の姿は一向に見えない。

 ダメだ。このまま待っていても──

 待つ、という選択肢はもうなかった。

 俺は椅子を蹴るように立ち上がり、フロア全体をぐるりと見渡す。がらんとした空間。残っている人はもうほとんどいない。

 どこだ、先輩…どこに。

 心臓の音が、妙に耳に響く。鼓動が急かすように早くなる。焦燥だけが膨らんでいく。

 俺は先輩の姿を探して走り出した。


 - - -


 オフィス中を探し回ったけれど、どこを探しても山本くんの姿は見つからなかった。休憩室にも給湯室にも人影はない。ほとんどの人がもう帰ってしまったみたいだった。

 どこに行っちゃったんだろう…。

 胸の奥がそわそわと落ち着かない。この広いオフィスのどこかに彼がいてくれたらと、願うような気持ちで歩き回っていたけれど、とうとう足が止まった。

 でも、今日中に伝えたかった。今、ちゃんと、自分の気持ちを。

 ふと、数日前の出来事を思い出した。あの時、山本くんは私を家まで避難させてくれた。

 ……山本くんの家。確かあの駅の近くだった。

 どこにいるか分からないなら、向かってみるしかない。私はエレベーターへ急いだ。心臓が早鐘のように鳴っている。エレベーターがなかなか来ないことさえもどかしかった。

 会社を出ると、夜風が顔を冷やした。少しだけ気持ちが落ち着く。

 記憶を頼りに私は走り出した。曲がった道、街灯の明かり、彼と一緒に歩いた道。でも、あの時は山本くんと一緒だったし、大通りから向かったから、道順なんてまるで覚えていなかった。

 夜の街は昼間とまるで別の顔をしていた。似たようなビル、同じような住宅。角をいくつも曲がるうちに、自分がどこにいるのか分からなくなっていった。

 ……あれ?

 立ち止まって辺りを見渡す。見覚えのあるものは何一つなかった。

 スマホで地図見よう…。

 鞄に手を伸ばしかけて、私はようやく気づく。スマホも鞄も、そこにはなかった。手が空を切った瞬間、心臓がひやりと冷たくなる。

 …私、全部、会社のデスクに置いてきちゃった。

 あの時の慌てた自分が頭の中に浮かぶ。思い出すほどにどうしようもない気持ちになる。

 頼れるものが何一つない。地図も、連絡手段も、自分が向かおうとしている目的地すらうろ覚えだった。

 一旦戻ろう。そう思ったけれど、どこをどう戻ればいいのかさえ分からなかった。無我夢中で走ってきたから、道の記憶が途切れている。

 えっと…えっと…どっちだったっけ…。

 焦りと寒さと心細さがじわじわと広がっていく。私はただ立ち尽くした。目が潤んでくる。夜の光が滲んで街がぼやけて見える。

 こんな時、誰を頼ればいいんだろう。

 いや、こんな時こそ、会いたかったのに。

 彼に、会いたかったのに。


 - - -


 オフィスの中を駆け回っても、先輩の姿はどこにもなかった。休憩室にも給湯室にも誰の気配もない。

 フロアに戻ると、薄暗い照明の下で先輩のデスクにぽつんと置かれたスマホと鞄が目に入った。その光景がやけにくっきりと焼きつく。

 やっぱり…どこかに行ったのか…?

 その時、ポケットのスマホが震えた。画面に表示された「星野」の名前を見て、胸の奥がざわりと波立つ。こんな時間に一体…。

「もしもし」

「山本!今どこだ!?大変だぞ!」

 受話口から飛び込んできたのは、焦りを隠しきれない星野の声だった。

「どうした」

「なんか橘先輩が血相変えて会社飛び出してってさ!呼び止めたけど、全然気づいてくれなくて…!」

 その言葉に、胸がドンと鳴った。嫌な予感が一気に現実味を帯びてくる。

「どっちに向かった!?」

 思わず声が上ずる。

「え、えっと…会社出て左!」

 左。

 その言葉を聞いた瞬間、頭の中で地図が組み上がる。

 先輩の自宅は、会社を出て右。左は──俺のマンションがある方向だった。

 心臓が跳ね上がる。あの日、俺が手を引いた道。先輩は動揺していて、道順なんてきっと覚えていなかったはず。でも今、俺の家を目指している可能性が高い。それだけで、背筋に冷たいものが走ると同時に、胸の奥がじわっと熱くなる。先輩が俺を探している。不安の中で、それでも俺を求めてくれた。その気持ちがどうしようもないほど嬉しかった。

「ありがとう、星野」

 短く礼を告げ、すぐに通話を切る。

 迷っているかもしれない。立ち尽くしているかもしれない。先輩は今、どこかで、俺を探してくれている。一刻も早く、見つけなければ。

 俺は会社を飛び出した。夜の風がシャツの裾をはためかせる。

 目指すのは、左の道。その先に、今も彼女がいてくれると信じて。


 - - -


 途方に暮れて立ち尽くしていたその時、滲む視界の向こうから、人影が一つ、こちらへ向かってくるのが見えた。

 誰だろう。思わず足がすくむ。けれど、近づいてくるその輪郭は、どこか見覚えのあるもので──

「……やま、もと、くん…?」

 唇から自然と声がこぼれ落ちた。その瞬間、人影が焦ったように駆け出す。

「先輩!!」

 彼の声が夜の静けさを破って響く。その声を聞いた瞬間、胸にかかっていた重い蓋が音を立てて外れていく。

「山本くん…!」

 気づけば私は彼の名前を叫んでいた。足が勝手に動き彼のもとへ駆け出す。そして勢いそのまま、彼の腕の中に飛び込んだ。ぎゅっと抱きしめられた瞬間、堪えていたものが一気に崩れた。不安も、寂しさも、どこかへ消えていく。彼の腕の温かさに全てが溶けていった。

 微かに汗の混じった匂いが彼のシャツ越しに感じられる。オフィスでいつも感じていた清潔な香りに、その一生懸命さが加わっていた。

「大丈夫ですか、先輩…!無事でよかった…!」

 震える声。いつもの冷静な山本くんからは想像できないくらい、彼の心は揺れていた。そのことに気づいた瞬間、胸の奥がじんわり温かくなった。

 顔を上げると、真っ直ぐな眼差しがそこにあった。安堵と、驚きと、それ以上に、深く澄んだ想いが見えた。

「山本くん……」

 彼の胸の中で、私は掠れた声でそう呼んだ。

 今、伝えなきゃ。そうしなきゃ、きっと後悔する。

「私……私、山本くんのことが、好きです」

 声が震えないように、気持ちだけを頼りに、真っ直ぐに言葉を紡いだ。夜の空気の中に、私の告白がふわりと溶けていく。

 山本くんの目が大きく見開かれる。その目に、一瞬で温かい光が差し込んだ。抱きしめる腕が、さらにぎゅっと強くなる。

「先輩…」

 彼の声は優しく、そして少しだけ震えていた。言葉にするよりも前に、彼の瞳が全てを物語っていた。嬉しさも、驚きも、そして長く抱えていた想いも。

 やがて彼はゆっくり口を開いた。

「俺も……俺もです、先輩」

 その瞬間、涙がぽろぽろと溢れてきた。不安や心配の涙じゃない。温かくて、嬉しくて、どうしようもなく胸がいっぱいになる涙だった。

「俺も、先輩のことが好きです。ずっと…ずっと、好きです」

 その言葉に、私は彼の背中に腕を回した。胸に顔を埋めると、心臓の鼓動が直に伝わってくる。そのリズムに少しずつ気持ちが落ち着いていく。

「っ…山本くん…」

 声が詰まる。けれどそれすらも全部、今この瞬間に抱きしめられている気がした。

 しばらくの間、私たちはただそうしていた。夜の街の片隅で、静かに寄り添い合っていた。まるで世界の音が今だけ静かにしてくれているみたいに。

 やがて彼がそっと身体を離した。頬に触れた指先が私の涙を優しく拭ってくれる。

「もう、大丈夫です。俺がいますから」

 その声は、今までで一番頼もしくて優しかった。

「山本くん…」

 そう呼ぶと、彼はちょっと照れたように口元を緩めた。

「これからは、先輩を一人にはしません」

 まるでそれが彼からの新たな誓いであるかのように、真っ直ぐな目で。

 空を見上げると、淡く柔らかな光を放つ月が静かに浮かんでいた。あの日の満月と同じように、今日もまた、見守ってくれている気がした。

 確かなものがここにある。それを二人で静かに受け取った夜だった。


 - - -


 あれから一か月が過ぎた。

 あの夜、夜空の下で抱きしめ合い、そして手を繋いで歩いた帰り道。その全てが私にとって夢のように、しかし確かな現実としてくっきりと心に残っている。

 あの夜から私達は「先輩」と「後輩」ではなく、正式に恋人同士になった。職場では周囲に悟られないよう今まで通り丁寧な言葉で接しているけれど、二人きりになると優斗くんは少しだけ砕けた話し方になる。彼の甘い声や優しい眼差しに触れる度、私の心は温かい光で満たされた。

 そんな穏やかな幸せに満ちた休日の午後。優斗くんが私の部屋のソファで本を読んでいる。私はキッチンで紅茶を淹れていた。

 ピンポーン、とインターホンが鳴った。

「はーい」

 廊下を抜け玄関を開けると、宅配便の人が段ボール箱を抱えて立っていた。

「橘さま、お届け物です」

「ありがとうございます。…何だろう?」

 箱を受け取ってリビングに戻ると、優斗くんが不思議そうな顔で私を見ていた。段ボールに貼られた送り主のシールを見ると、そこには見覚えのある工房の名前が書かれている。

「もしかして…陶芸工房からだ!」

 私の言葉に優斗くんの顔がパッと明るくなった。

 私たちは二人で段ボール箱を開けた。中に入っていたのは、丁寧に緩衝材で包まれた少し重みのある紙の包みだった。そっと紙を外すと、あの時、私が作った少し歪な小鉢が現れた。素焼きされて美しい薄茶色に仕上がっている。

「先輩の小鉢だ」

 優斗くんが嬉しそうに呟いた。私も初めて完成品を見て、胸の奥がふわっと熱くなった。

「うわあ、すごい…!あの粘土が、こんなに綺麗な小鉢になるなんて」

 私の手から、そっと小鉢が優斗くんに渡される。彼はその小さな小鉢を、大切に、両手で包み込むように受け取った。

「…あの時、先輩が一生懸命作っていたのを、ずっと見ていました」

 彼の声は少しだけ照れているようだった。私はろくろの上で彼の大きな手に包まれながら、共に粘土を形作っていたあの瞬間を思い出した。あの時胸の奥に芽生えた温かさが、今またこの小鉢と一緒に戻ってきた。

「優斗くん…」

「風花さん」

 優斗くんは小鉢から私へと視線を戻し、真剣な眼差しで私の目を見つめた。

「あの時俺が言ったこと、覚えていますか?」

「え?」

「先輩が作ったものなら、どんなものでも大切にしたい、と」

 彼の言葉に、私の心臓がドクンと鳴った。

「それは、この小鉢だけではありません。俺は…誰よりも優しくて、周りのことをよく見ていてくれる、橘風花さんという人そのものを、大切にしたいんです」

 彼の真っ直ぐな言葉は、彼の温かさ、そして彼の深い愛情が、私の心を包み込んでいることを教えてくれる。

 優斗くんは小鉢をローテーブルにそっと置くと、私を優しく抱きしめた。彼の腕の中に包まれると、全てがこの瞬間のために繋がっていたんだと思えてくる。

 これからも私達は色々な困難を乗り越えていくのだろう。でも、彼の隣にいればきっと大丈夫だ。

 この小鉢のように、不格好かもしれないけれど温かくて、世界に一つしかない私たちの物語。

 これからも、大切に大切に、育んでいこう。

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山本くんはただの後輩だと思ってた 髪川うなじ @unaji_k_1s

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