第25話 上洛
その途上にある、
進撃して行く予定であったが、野田軍が相手の城に攻撃を開始したり
包囲するだけでも早々に降伏する武将が相次いでいた。
野田軍の武勇はすでに天下に鳴り響いており
相手方の中には野田勢と共に
野田軍が京都に迫る頃には大軍勢へと
一方、京都で待ち受ける御好勢は
京の町のあらゆる場所に陣を構え、野田軍をかく乱するつもりでいたが
兵力を分散させたのが
猛攻を加えられ、反撃する
御好勢の兵たちは散り散りに京都を脱出し
かくして、京都の町の各所では
「えいえい、おー!」と
野田勢の
あっという間に京の町から御好勢を追い払うことに成功した。
数日後
朝廷は
家臣たちと共にその労をねぎらった。
龍高、
「兄上、大名就任おめでとうございます、本当に
龍安は兄龍高が晴れて大名となった事を心の底から喜んでいた。
「ああ、しかしこのめでたき
すべてが始まったような気がしてならぬ・・・
運命というものは何が転じて、
朱音殿、改めて我ら兄弟と
龍高は深く頭を下げ、感謝の意を表した。
「龍高様、もったいのうございます、これもお二人が幼き頃より
共に武士たらんと
私もお二人と出会えた縁、そして龍安様と
結ばせて頂いたことに、心より感謝致しております」
朱音も深く頭を下げて、この上もない巡り会いに感謝するのだった。
「朱音殿、いや、朱音はまさに幸運の女神じゃ
これからも我ら兄弟、いや、
龍安も武士としての
「はい、末永くお支え申し上げますよ」
朱音は旦那様に優しい
三人は野田家の皆々とも喜びを分かち合い、祝いの席を楽しんでいた。
そんな中、朱音がふと廊下の方に目をやると
月夜の空を
朱音は何か気になり、半兵衛の
「お名前のように綺麗な月夜にございますね、半兵衛様」
半兵衛は朱音を
「満ちた月はやがて欠けてゆく・・・」
そう
「そなたにだけは伝えておこう、儂の命はもう長くはない
だから儂は
申し伝えたのじゃ、
「まさか、そのような・・・」
朱音は口に手を当て、ただただ驚いていた。
「先日も言うたように、そなたがその身に
この
儂の命運などは
そなたと、そなたの宿す男子の運命は、この上もなく重要
重要であるが
そう言うと半兵衛は再び、月夜を見上げた。
「は、はい・・・しかと心に
朱音は、まだ見ぬ我が子の運命に、ただその身を
終
朱音の空 冬野輝石 @who_kiseki
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