飲み会黒歴史

クライングフリーマン

金貰っても行きたかねえよ!!

====== この物語はあくまでもノンフィクション(実話)です =====

大学・演劇同好会時代の話:

夏休みに、信州に合宿に行った。

入ったばかりの新人Aと新人Bの女子も連れて。


飲み会が始まった。

副部長は、調子に乗って、嫌がる新人Aに飲ませた。

嫌がっているので、私は止めた。が、止めたのは私だけだった。

チビリチビリの内は良かった。

所謂、『一気飲み』が始まった。

途中から、彼女は豹変した。

無理矢理ビールや酒を自ら奪い取ってまで飲み出した。


吐いた。悪酔いだ。

『慣れれば飲めるようになる』というのは、酒飲みの傲慢な考え方だ。

世の中には、「上戸」もいれば「下戸」もういて、どっちつかずもいる。

悪習慣は何故か何世代も受け継がれていく。

新人Aも新人Bも合宿後、退部した。

後先考えない副部長のお陰で。


大道具修行時代の話:

腕が良く、(普段の)人当たりもいい、面倒見もいい。そんな先輩だった。

仕事が終ると、飲みに連れて行かれた。

『犠牲者』は、他の先輩達でなく、私になった。

お代は、奢りである。タダだ。だが、タダは、あることの報酬だった。

それは、『お守り』だった。酒癖が悪かった。

どこの店も出禁。詰まり、客として扱ってくれない。追い返される。

だから、『私の連れ』なら客になる。

ちびちび飲みながら、店の人に影で手刀切って拝む。

何飲んでるのか、何食べてるのか分からない。


そんな私に後輩が出来た。

今度は、私と後輩を連れて先輩は飲み歩いた。

有る時、2人して脱出を試みた。無駄だった。知らない土地で逃げられる訳もない。

事情があってバイトを無理矢理辞めたが、そんな経緯もあったのだ。

帰郷してから会社員していた時:

新人歓迎会、送別会、結婚式2次会。そして、餞別。

全部「会費回収」が目的だった。

バイト同然で働いているのに(あるいは、バイトの身分で働いているのに)割引はしてくれなかった。

大事な資料や連絡を忘れるくせに、そういうときだけ『回収名簿』を作り、漏れなく集めようとする。

やろうと思えば、給料の%で徴収額は決められる筈である。

面倒なだけ。電卓も使えないのかよ。


飲み会では、なるべく、食べた。

禁酒期間中は、ウーロン茶やコーラにした。


幸か不幸か、もう飲み会の機会はない。


だが、言いたい。返してくれよ、あの時間。金の替わりに利子つけて返してくれ!!


言いたい相手は、もうくたばっているかもな。


私の黒歴史は多い。全部「ネタ」にしてやる!!


―完―


※「休めばいいじゃない」。そう考えた人は甘い。

休んだ後に「付け馬」が来る。

借りてないのに。

今の政治家・官僚のシステムと同じ。詐欺してまで奪う事しか考えない。

下品!!「高飛車な、KOJIKI。」

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飲み会黒歴史 クライングフリーマン @dansan01

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