『月光』

月花心花

『月光』


 思いせ 白き月より 悠久の

 祈り続けし 変わらぬ願い




 悠久の 星は巡りし 夜空より

 護り手担う 蒼き地球ほしへと




 夜空より 奏でしうたに 安らかな

 心満たされ さちのゆりかご




 安らかな 巡り合わせの 時狭間ときはざま

 ただ必然と 想い知りえぬ




 時狭間 揺らぎの中に ひとひらの

 想いの種子を 未来へ託す




 ひとひらの 花びらにさえ 想い込め

 風に任せて 時をたどりて




 想い込め 綴りしうたの 響より

 一目一夜の 温もり感じ




 響より 刹那に浮かぶ 想い人

 彼の地へ届け 言の葉の波




 想い人 去り行く背に手 届かぬと

 躊躇とまどい過ごす 朝焼けの露




 届かぬと 夢見し目覚め 思い

 月夜に浮かぶ 蒼穹の丘

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『月光』 月花心花 @tukihana-shinka

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