京都を舞台に、ちょっと不思議なバイトの話
- ★★★ Excellent!!!
生きていれば、不思議なことの一つや二つ誰の身にも起こります。
ただし、それが"いい"不思議か"悪い"不思議かを選ぶことはできません。
良い方に転べば、森の中でへんないきものと友達になれるかもしれないし、
悪い方に転べば、猫と妻が家から姿を消してしまうかもしれない。
なにかの陰謀に巻き込まれるかもしれないし、自分と縁がないような異性が気づいたら自分に想いを寄せているかもしれない。
そうしたことはこの世界で実際に起きている出来事なのです。
どんなことが自分の人生を待ち受けているかは分からないけれど、そうした不思議が起きたときにどんな態度でいるかは選ぶことができます。
不思議を大歓迎すれば、その日からあなたの人生はまるで小説のように刺激的なものに様変わり。めくるめく幸不幸があなたを翻弄し、エンタメ精神に満ちあふれた人生が待ち受けているでしょう。ジャンルがファンタジーなのか、ミステリーなのかホラーなのかは分かりませんが……。
この小説は、
「不思議」には諸手を挙げて歓迎するべきだ、という
生きる上で大切な、実践的な回答を教えてくれているのかもしれません。
?
そんなこと起きるはずがない?
自分の人生にはそんなこと一度もなかったって?
それは、あなたが気づいていないだけ。
真夜中におもちゃ箱が目を覚ますように、岩の下に巣くっているのは虫だけではないように。
気づいていないだけで、常識は僕らの視界のすぐ後ろでいつでも壊れているのです。
この小説を読むと、あなたの人生のネジがほんの少しだけ緩んで、常識の外にズレてしまうかもしれません。
でも気づかなければ、なんの変哲もない人生が送れるはずです。
願わくは、皆さんが常識的な人生を送れますように。