自由

優優

自由とは

……早く卒業がしたかった。

小学校も中学校も、俺にとっては檻だった。


俺はなんともないと思っていた。でも違った。

思い出そうとしても断片的にしか分からないんだ。

保育園のことを断片的にしか思い出せないと言うなら分かるけど、

中学ん時のことを断片的にしか思い出せないってのはおかしいだろ。


うん。そうだろ?

だから多分、無意識に辛い記憶として脳に記録されてたんだろうな。


なぁ、兄貴。

俺はさ、昔から指示されるのが嫌いだった。

「大丈夫?」と言われても大丈夫以外の答えを知らなかった。

「最近どう?」という問いかけには、なんと言えばいいのか分からなかった。


宿題もテストも勉強も、全部全部嫌いだ。

だって、間違ってたら再提出になるかもしれないから。

常々思ってたよ、俺は。

なんでわざわざ書いて出してやったのに、ぺけつけられて再提出にされなければならないのかって。


とあるアニメでさ、

「人生、死ぬまでの暇つぶし」なんて言ってたろ?

俺はそれにすごく同意したよ。


だから、珍しい病気になったとき、俺は嬉しかったんだ。

だって珍しいってことは、それを治す方法がまだ分からないってことだろ?

ということは、早く死ねるってことだ。


だから、俺は嬉しかった。

早く自由になりたい。


だから俺は、自由になるために自由に生きると決めたんだ。


なぁ、兄貴。

そっちの世界は自由か?

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自由 優優 @suguruyuu

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