Chapter.7 目玉焼きとキス
//SE 主人公の足音
//SE 主人公がリビングのドアを開く音
//SE ルルテアナが目玉焼きを焼いている音
「あっ、おはようございます! 後輩さん」
//SE 主人公がドアを閉じる音
「そこの椅子に座っていてくれますか? 今、いいものをつくっていますから!」
//SE 主人公が歩く音
//SE 主人公が椅子を引き、座る音
//鼻歌
「ふんふん、ふふ〜ん」
「……よし、ばっちり半熟です! いい感じです」
(ルルテアナが火を止める)
//SE 目玉焼きをお皿に乗せる音
//SE フォークとお皿を持ったルルテアナが近付いてくる足音
//SE ルルテアナがフォークとお皿をテーブルに並べる音
「後輩さんが、目玉焼きが好きだと言っていたので。早速つくってみました!」
「美味しそう……? ふふ、それは何よりです」
「ではでは、どうぞ召し上がれ!」
//SE 主人公が目玉焼きを一口食べる音
「どうですか……?」
「美味しい? やったあ、嬉しいです!」
「……あ、後輩さん、卵がちょっぴり口元に付いてしまっていますよ?」
「……取って、あげましょうか?」
//SE ルルテアナの舌が、主人公の口元に触れる音
「……ぺろり」
「ふふっ、びっくりしましたか? ちょっと、いたずらしたくなっちゃって」
「やってみたはいいですけど、これは中々照れくさいですね……」
(見つめ合うふたり)
「…………」
「……後輩さん」
「その……わたしの唇、空いていますよ……?」
//リップ音
「……ふふっ、何だか美味しい味がしました」
「目玉焼き味のファーストキスですね。……これからずっと、忘れられない気がします」
//耳元でささやく
「大好きです。わたしだけの、恋人さん」
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ふたりの物語を最後までお読みくださり、本当にありがとうございました!
ちなみにキャッチコピーがオレンジ色なのは、目玉焼きの黄身の色を意識していました♪
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読者選考ありのコンテストのため、よければ最後に作品フォローと☆評価で応援していただけると、とっても嬉しいです!
ではでは、またどこかでお会いできることを祈りつつ。
魔道具屋のかわいい年下銀髪美少女に、一日店員として付き合う話 汐海有真(白木犀) @tea_olive
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