髪の毛を食んだ舌触りのような会話をぎこちなく噛みしめる例えばこの歌では、会話のぎこちなさが見事な直喩で表現されています。全体的には、特に触覚と味覚に重心を置いている短歌が素晴らしく、それが、作者ならではのオリジナリティーを醸し出しているのでしょう。タイトル通り、乾いた粘膜のような恋の短歌集です。推し短歌1首。それもそうだよな、イチゴは好きだけどイチゴ味って好きになれない
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