カクヨム文芸部門のカルトヒーロー、青山翠雲氏の最新作、芥シリーズ4作目です。
今回もぶっ放してくれますよー。関税問題と米不足を払拭するために、とある部位から発射するトロロ砲。モラル的にはあれですが、敵モビルスーツの下半身にかけてしまい、それが翠雲氏を窮地に陥れます。しっかりしろ! 翠雲! ちょっと考えればわかるだろ!
ええとですね。作者の翠雲氏は、文章力が確かで、構成も見事、キャラの設定も魅力的なんですが、なんでかダジャレとアッチが大好き! 文芸に特化すれば素晴らしい作品を多数書きそうなのに、現に将棋シリーズはそうなのに、なんでこんなくだらないけど面白い作品に走ってしまうのか。才能を発揮する方向を間違っているんじゃないのか、と、わたくしでなくても、誰もが感じるはずです。
むろん、それが、カクヨムのカルトヒーローたるゆえんなのでしょう。「好きなんだからほっといてくれよ」って感じでしょうか。
本作も、お笑いの衣に包まれ、読者はガハハと読み進めますが、作品全体に国際情勢や時事ネタを取り入れているところは、氏の深い教養と日々の研鑽を感じさせます。また、昭和40年代に生まれた男子であれば、誰しも通ったであろう、あの懐かしき名作や、ムフフの記憶も蘇り、引き込まれていくこと必定でしょう。
読み手の好みに評価が左右されそうな作品ではありますが、私は楽しめましたし、お勧めしますよ。皆さんも脳髄を刺激されてください。
それでは。