桜のように恋は散る

@koikome

序章

 「もしもし、SKくん」…。

 「うん、うん…そうだよ。高校ね明日ある。うん」…。

 「本当?!初めてだよね!うん、わかった!またね!」

 満開の桜。新しく買った靴を履いてアリサは家から飛び出す。風はまだ冷たく、ミニスカートを身にまとったアリサの膝を冷やした。スマホに着信音。

 『1件の新着メッセージ SK』

 『一番大きい桜の木の下で待ってるね!』

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