このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(144文字)
本作品を読んでいると、しみじみと感じてしまうのが、このレビューのタイトルです。不確かな人間の紡ぎ出す言葉は、必ずしも正解だと確信が持てるモノはありません。大多数の評価を得られたとしても、ひょっとすると、目の前で話している人には受け入れ難い言葉の暴力と取られてしまうかも知れない。正義と悪がコインの裏表のようにコロコロと変わってしまう我々の心の価値観。TPOというマヤカシの言葉で取り繕ってみても、発せられた言葉を取り戻す術は無い。一人の物書きである前に、一人の人間として、考えさせられる作品となっております。素敵な作品に感謝と賛辞を
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