タイトルこそ軽いですし、なんなら文章も軽やかですけど、中身はスーパーヘビー級です。滑って転びまくった結果、とんでもない世界を見せてくれます。何百年という壮大なストーリーをテンポよく繰り出し、読み手を少しも飽きさせない構成の鮮やかさが光ります。体感的には10万字くらいの小説を読んだかのような充足感。今どきの軽く消費できるスタイルと、重厚なSFをうまく掛け合わせていて、次世代を思わせる(でも誰もが簡単にはできないだろう)、記憶に残る素晴らしい作品だと思いました。
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