Over Dose

@rurosan

第1話

※この小説は地の文少なめです。



シリル 「この道で合ってるのね!?」


シア 「あぁ、そこを左に曲がって右に行け。」


シリル 「そこに依頼主の言ってた赤子達が?」


シア 「収監されている。さっき倒した研究所の職員からカードキーはとっただろ。それを使え。」


シリル 「了解!」


壁についてる認証装置にスキャンする

ゆりかごに揺られている赤子達がいる


シリル 「何これ……1人2人どころじゃない!20……30はいる!!」


シア 「やけに多いな……そこは児童養護施設じゃなく研究所のはずなんだが。依頼主の赤子は分からないか?」


シリル 「名札がついてるから分かるかも……探してみる。」


ゆりかごに付いてる名札を1枚1枚確認していく


シリル 「いた!依頼主の赤子!」


シア 「その子だけでも連れ出せ、あとは応援に任せよう。」


シリル 「了解、この子だけ……」


赤い閃光が横から走る

頬を掠め直撃は避けたシリル


シヴァ 「お客さんとは珍しいな。此処に何用で?」


扉から出てきたのは黒髪に赤メッシュが入った背の高い男


シリル 「この子達を取り返しに来た!抵抗するなよ!」


シリルは腰に携えた刀を握る


シヴァ 「あれ……何処から情報が盛れたんだろ。まぁいいか。」


男がまた赤い閃光を放つ態勢をとる。

その時、シリルは刀を抜き振り下ろす。

聞こえてきたのは金属音


男は片手をポケットに突っ込み、刀身をもう片方の生身の手の甲で防いでいた。


シリル 「!?」


シヴァ 「いい刀だ、特にその絶妙な反り具合がそそられるよ」


シリルは後ろへ下がる。


シヴァ 「いつも同じ相手で飽きてたんだよね……楽しめそうだ。」




ホークアイ 「この先にシリルが?」


シア 「得体の知れない男と戦闘中だ、加勢を頼む。」


その時、通路から白髪の女が出てくる。

そして出会い頭、短剣を振り続ける。


ホルスターからハンドガンを取り出し銃口を女に向ける。


スアロ 「……」


ホークアイ 「ここの人間か、降伏を要請する。」


瞬間、女の姿は眼前に迫り短剣を振る。

短剣を躱すも力強い回し蹴りで後ろへ飛ばされる。


何とか衝撃は最小限


スアロ 「さっさと失せろ……鼠が!」

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