地下牢の陰鬱さとオルゴの高貴な矜持が相対しており、物語冒頭から一気に惹き込まれます。理不尽と屈辱の連続の中でも折れない主人公に惹かれ、レベッカとの掛け合いもよい。続きが気になる第一章でした。
広島在住の鉄工所勤務しています。今はプラモデル塗装にハマっています。
冤罪で投獄されたところから物語は始まります。ネタバレになるので詳しくは書きませんが、伏線回収や真相など、楽しみな要素が詰まっています。詰め込み過ぎているわけではなく、読みやすく構成されているので…続きを読む
主人公は伯爵令息オルゴ・デスタルータ。そのセリフだけ読むと30~40代の(今の日本なら50代でも、こんな話し方しない?)貫禄ある口調ですが、まだ20歳手前のコです。主人公は、冤罪によって「禁術…続きを読む
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