鬱々とした朝に

澳 加純

第1話

最近鬱々としていまして。

そんな気持ちを整理してみようかと。


200文字以上の規制があるので、詩と短歌で構成してあります。





降り出した雨は 世界を灰色に閉じ込めて


暗い時間の底は 空気も重く動く気配もなし


そんな牢獄に 心が縛られた


封じ込められた迷路には光が届かず


目と耳ふさぐ雨の音と


抜け出すカギを探している





暗鬱は時間の底を彷徨って

  扉開く鍵 探しただよう


土曜の雨 世界はグレイに染められて

  時が経つのもめんどくさい


さあ一歩 踏み出さねばと思えども

  気持ちと身体 応答がなく


鬱々たる空の重さに 光明は

  はるか遠くにあるものと知る


西の空 わずかに光が差しだして

  雨の終わりを 告げようとせん


雨やめど わが心晴れず 悲しいかな

  孤独なうおは 静かに沈む

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鬱々とした朝に 澳 加純 @Leslie24M

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