『10代の生地』
やましん(テンパー)
『10代の生地』
惑星『10代』は、ガリロン星系の主星であった。
始めての宇宙文明が花開いたとき、『惑星1代』と呼ばれ、文明が交代する度に代が増えて行き、いまは『10代』となったのである。
すなわち、かなり、高齢の文明である。
ガリロン星は、すでに終末期に入っており、急速に膨張が進んでいたため、『惑星10代』は、その軌道をだんだん、外側に移動させて凌いではきたが、もはや限界で、移住先を開拓してきていたのである。
相手先の都合もあり、分散して移住をしてきたが、のこり、あと約一億となったところで、時間切れが迫った。
遥か彼方の『地球』と交渉を行い、グルリランドや南極、ズベリアなどを提案したが、地球人は拒否した。衛星『月』もダメだというのだ。
地球人類は、あまりにも、用心深かったのだ。しかし、『地球』は、だいぶん、まあ、つまり、痛んではいたのだが、それなりに、魅力があった。
代金として、貴重な、ガリロンの『10代の生地』をたくさん用意していたが、地球人類は、なんと、布地は山ほど持っていたのである。
これには、『惑星10代』はうろたえた。
なにしろ、彼らにとって、布地は黄金よりもはるかに高い価値があったからである。
『惑星10代』は、ついに、強行手段に訴えたのである。
惑星10代総統 タキギ7世
『ちきう人は、まだ、歯向かっているのか?』
科学隊長 シンポック
『うんだなあ。なかなか、しぶといにゃあ。しかも、れんちゅう、核弾頭をばらまくっ、ちゅうてまして、それでは、自殺行為でしし、なかなか、しめなくなりましから、得策ではないかな、と。』
タキギ7世
『核爆弾か。我々が、とうに、排除したものだ。』
シンポック
『またく。なかなか、野蛮なのレス。』
タキギ7世
『信じがたい。我々は、不要な占領などしないし、戦争など論外だ。仲良く楽しく生きる。かなり、お役にも立つ。いつでもどこでもそうだ。』
シンポック
『彼らには、そうした文化は、まあ、なくはないけど、あまり、ないようです。それは、しかし、文化だから、責められないよ。』
タキギ7世
『しかし、われらも、ここで滅亡はできない。やむを得ず。最後の手段だな。よし、やるぞ。10代総合体い〰️〰️〰️〰️。』
🦾🦿🤖ガッタイ✨
10代全員
『あー。この10体で、全員でござる。やや、互いに、勘定のしかたに齟齬がありましたような。はははははは。あ、閣下、こちらは、我らの誇り、10代の生地であります。』
地球大統領
『ほう。これは、美しい。』
10代全員
『実は、一本の糸で、太陽一年分のエネルギーを産み出します。そのテクニックもさしあげましょう。かわりに、使わなくなった街を1個だけ貸してください。』
地球大統領
『な、な、な、な、な、な、な、なーんと。🤤』
話しはまとまり、そのご、地球人類は、戦争は止めて、10代と仲良く暮らしたそうな。
やがて、太陽が膨張し始めたときには、10代のテクニックで、地球の軌道をだんだんずらし、一方で移住先を探したのである。
それこそが、わが、『ニューアース12代』である!
めでたしめでたし☺️
おしまい 🙇🙇🙇🙇🙇
『10代の生地』 やましん(テンパー) @yamashin-2
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