妖精

あの日重力を無視して宙から降りる妖精に心奪われた。

夕焼けに煌めく銀色の巨体は空を歪む光の翼に支え、両腕は世界を抱きどめるように広がる。周りに飛び行く早乙女たちによって神々しさがましたばかりだ。


「妖精さま」と呟く私の隣に

「どう見てもアレは要塞だろう」と幼馴染がツッコム。


(134字)

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