失恋の歌ばかりですが、どれもみずみずしくて共感するものばかりです。心が10代の頃に若返った感じの読後感です。
今更もう遅い、というジャンルがファンタジーに定着して久しいですが、こと恋愛に関しても終わった後に気づいてももう遅いということは往々にしてあります。失恋は人間強度を高めるのか、低めるのか? そんなことを考えても、ふとしたときに過去にすがってしまう人間の弱さを堪能できる連作短歌となっています。若さ、青さを感じる終わりの歌を読んでみるのもいいのではないしょうか。
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