ペガサスの涙

ペガサスの涙

天空の雲の平原を２頭のペガサスが駈けてゆきます。

マザーペガサスの後を子供のペガサスが追いかけます。

ペガサスの小さな子はマザーペガサスとはぐれてしまい。

地上へ落ちてしまいました。

我が子を探すマザーペガサスの涙。

あの流れ星はペガサスの涙。

村人たちに捕らえられたペガサスの子。

「こいつは高く売れるぞ！」

鎖でつながれたペガサスの子を、

小屋の外から、ひとりの女の子がのぞきこんでいます。

「かわいそうなペガサスの子…」

女の子はペガサスの子を天へ返そうと思いました。

見張りの大人が居眠りしていると、

女の子はペガサスの子を鎖から解き放ちました。

「いきなさい！大丈夫あなたなら飛べるわ！」

地上を蹴って走るペガサスの子。

「そう！はばたくのよ！」

ペガサスの子の脚が勢いをまし蹄がふわりと宙を蹴ります。

「翼をひろげて！」

ペガサスの子は女の子の上空を旋回すると月雲の上に姿を消しました。

ペガサスの子はマザーペガサスと再会できました。

女の子には流れ星が見えました。