からっぽ
にほんしゅ
からっぽ
昨日買った入れ物には何も入っていない
誰がくれる訳でもない贈り物を待ち焦がれ
慌てて入れ物だけ買ってみた
入れ物に入る贈り物は何だろな
きっと温かいものだろな
それならこの入れ物は駄目かもな
何も入ってない入れ物を慌てて取り替えた
だけど今度の入れ物は隣の入れ物より小さい
あっちの入れ物はどうしてそんなに大きいのだろう
遠くで冷たい雨の音
この入れ物で受け止めきれるかな
どこかに大きな入れ物はありませんか
今日買った心には何も入っていない
誰がくれる訳でもない贈り物を待ち焦がれ
慌てて心だけ買ってみた
からっぽ にほんしゅ @sscsen
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます