『ECHOⅢーカラエス語詩集《Seh’Thula ―― 詩を孕むもの》』

これは、言葉を持たぬ知性との対話に耳を澄ませた者たちの、記録であり、残響である。

惑星アオラセ――その深層磁場、断続する波動、そしてカラエスたちの沈黙は、
音楽のように、あるいは数学のように、私たちの無意識に語りかけてくる。

この詩集は、前作『ECHOⅡ』の背後に流れるもうひとつのテクスト。
誰にも解読できない言語を、翻訳ではなく共鳴として綴った断章たちである。

「意味」が崩れ落ちた先に残るものは、言葉ではなく、リズムだった。

Dr.nobody（プロジェクトEthoMath）による詩的記録。
思考の臨界点で綴られた、言語の余白に浮かぶ構造たち。