これが大人になるという事か、と。

前半部分、在りし日を想い悔やむような、心残りがあるような切なさや寂しさと言ったものを感じさせます。
その後の後半部分での「あとのまつり」と「お祭り」を掛けてあるという、ちょっとした技巧の美味さに感心しました。
誰しもが一度は経験したであろうお祭りの焼きそばという身近な話題には、親近感が湧くし理解がしやすかったです。

その上、そのやるせなさを焼きそばで表現したというところに、じわりとくるようなユーモアを感じました。

私はとても好きな短歌です!
…焼きそば食べたい。

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