一文一文が、まるで美しき詩のようで...

読み始めて、すぐさま気合いを入れ直す。
「こいつぁ本腰入れて向かい合わなアカンやつや...!」と。

多彩な表現力で紡がれる、風景、人物、心情描写。お見事と言うより他ありません。

下層の油や泥の匂い、天空階の神秘と静謐さ。
死に直面した際の焦りと絶望が、魔法を操る事への感動が、文字を伝って、我々読者に流れ込む。

じっくりと、咀嚼する様に味わいたい物語。一文一文に、きっと魂が込められているから。

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