「生きる」の醍醐味
古 散太
「生きる」の醍醐味
見てるものがすべてじゃないんだよね
見てない部分にもいろいろあったりして
それに気づくかどうかなんだと思うよ
見たくない人もいるし見ない人もいる
知ってることがすべてだと思いたいんだ
知らないことがあるのが怖いんだろうね
だけど人の目ん玉って二つしかないし
脳はひとりにひとつしかないんだから
知らないことがあっても不思議じゃない
逆に知らないことがあって当たり前だよ
そうなると問題は怖いってことだよね
それは個人の考え方だからどうにもね
人はもっと自分に謙虚になればいいんだ
科学がすべてを語ってるわけじゃないし
常識がこの世のすべてでもないんだよ
いまのぼくらには理解できないことや
理屈の通じないこともあるだろうけど
それでも空は青いし風は吹き抜けてくよ
ぼくらは二本の足で大地に立っていて
なぜかわからないけど心臓が動いていて
自分であれやこれや考えることができて
迷ったり悩んだりつまづいたりしながら
今日もどこかに向かって歩いてるんだ
何も閉ざさずに前を向いて歩いてるんだ
ぼくらはいつか生きてることを実感して
生きることの真実や幸せや楽しさを知る
見ているものがすべてだと信じちゃうと
そのことに気づかないままイライラして
生きていくことになるから大変だよね
バカのふりして笑ってるほうが楽しいよ
それが「生きる」の醍醐味だと思うね
「生きる」の醍醐味 古 散太 @santafull
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます