ゾンビがいなくても帰り道は危険です！

我々は、いつ頃からゾンビを理解するようになっていたのか。

私が小学生の時は、ゾンビっていたのかな。

すみません、ゾンビについて語っている場合ではありませんね。でも、ゾンビには、なぜか魅力があるのです。

このようにゾンビについて語っていると、突如、自分を呼ぶ声に我に返ります。

そういえば、最近のニュースはクマのことばっかりだな、と余談を挟んでおいて、本編「ゾンビがいなくても帰り道は危険です！」には、どんな危険が待っているか、ぜひ、作品を読んでお楽しみいただけたらと思います。

お薦めいたします。

ゾンビに噛まれて死に、ゾンビとして蘇る。できれば遠慮したいところですが、これは二度目の人生が始まったと考えられるかもしれません。言い換えれば、セカンドチャンスのような…
しかし現実では、ゾンビになることはありません。死んだらそれで終わり。
ゾンビになれることと、なれないこと。どっちのほうが恐ろしいのでしょうね…

このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む（97文字）

　短い中で何度も翻弄される。その感じがとても楽しかったです。

　主人公は、「ゾンビだらけの世界」で生きている。その世界では小学生でも護身用としてハンドガンを持ち、迫りくるゾンビを殺さなければならない。
　そんな世界で天才ゾンビハンターとして生きているのが小学生のキリコちゃん。

読み進める中で、「おや？」と思わされる感じが、またとても楽しいです。

　ゾンビが蔓延している世界。その中で小学生が学校まで通う。その話を聞いて不思議に思うも、読み進める中で「なるほど」と頷かされる。

　この世界における「現実」、そして「常識」とはどういうものなのか。

　キリコちゃんが見ていた「ゾンビだらけ…続きを読む