心次第で、逆風は前に進む疾風へと変わる

最近、どんな小説やアニメをご覧になりましたか?
今の時代はそれこそ色んなジャンルがあるのと同時に、暗かったり残虐だったり、もしくは戦いを良しとせず、ほのぼのと生きるのを良しとする作品もありますよね。
むしろ、そういった作品が多くなってきてるんじゃないかと自分は感じてます。
もちろん、そういった作品もこの時代を彩る一つの光だと思いますし、それは主人公や作風に求める物が変わってきているからでしょう。

ただそんな時代からこそ、逆風にも負けず、明るさを失わずに前に進んでいく物語こそ、本当に振れるべき一つなのではないかと思います。

そしてこの作品は、それを体現している作品。

マークという主人公の少年は“風“を操る村の住人で、両親や友達と楽しく暮らしていました。
けれどそんなある日、謎の黒い物体の侵略によりマークの村は彼を除き全滅してしまったんです。
突然襲ってきた悲しみを抱え彷徨うマークは、途中で力尽きて倒れてしまいました。
けど、そこで助けられた人たちと暮らし始め、心と技を磨いていくんです。
その中で仲間や師匠のような人たちと交わす熱い言葉や紡がれていく絆に、毎話深く心を打たれたり、ワクワクさせられます。

自分がこのレビューを書かせて頂いてるのは第一章が終わったところですが、そこまででも充分心にグッときます。
また雰囲気は、あのラピ〇タを彷彿させるほど素晴らしい物に仕上がっています。

どんな逆境でも、明るく元気に爽やかに前に進む主人公が好きな方には、心からオススメです✨

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