「絶対にガルド・ロワイヤルを目指すぞ! 今日は僕がガルシア役だ!」

青暦1730年。
黒い流動体(ヴァルクラル)大地の奥深くへと封じられてから5000年後。
かつて王国に存在した伝説の「ガルド・ロワイヤル」に憧れる少年マークがいた。

しかし、平和な日々の裏で、黒い禍は静かに近づいていた。
ある日マークは、滑空の最中に「自分ではない何か」の声を聴く。
故郷を黒く染めた禍は、血を吸い、人を奪い、音もなく消えた。

この匂いだけは、決して忘れない――。

滅びの村から始まる、「風」の長編ファンタジー。
すべてを失った少年が、いま動き出す。

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