気になるあの子は危なっかしい

旧作「その異能‐ちから‐【Y】に属す！」
途中エピソードアレンジ短編ver.
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　表面的で薄く広くの人間関係しか繋いでこなかった田頭（たがみ）天也（てんや）
　彼は不思議な少女と出会う……不思議というか、あれは天然か？

　興味津々に世界を歩き、まるで蜂の巣を見ればつつくように近づいていく――
　赤信号も知らずに車道を横断するような無知な彼女を、さて、放っておけるか？
　一日に五回も助けてしまえば……もう見て見ぬふりはできなかった