魔法都市の描写が圧倒的に美しい。読めば、その場にいるような臨場感を味わえる。主人公の二重身分という設定が物語に絶妙な緊張感を生み出し、日常シーンでも常にスリルが漂う。
特に秀逸なのは魔法システムの構築で、詠唱や魔法陣の描写が非常に丁寧で説得力がある。バトルシーンは迫力満点、そして、戦術的な駆け引きも楽しめる本格派。
キャラクター同士の関係性も巧妙に描かれていて、誰が敵で誰が味方なのか予想をつけさせない。学園ものかつ本格的な諜報小説、二つのジャンルの良いとこ取りをした意欲作。ファンタジー好きにも、サスペンス好きもぜひご一読を。
私はどちらかと言えば、現代ドラマや戦記などを読む傾向があります。しかしその中でもこの作品は、強く惹かれるものがありました。
それは、細部まで緻密に練られた世界観と、それを表現する言葉選び。本作は魔法が存在する学園都市を舞台にしていますが、描写の節々でまさに『魔法が息づいている』と感じました。
最近では余り見なくなった学園モノですが、そこへさらにスパイという要素が合わさることで、唯一無二の個性に昇華しています。主人公のルークが、祖国の為任務の為に暗躍し、素性がバレないように立ち回る展開はドキドキものです。
あと、学園生活で繰り広げられる恋愛模様も、続きが気になるポイントです(笑)
まだまだ物語の序盤までしか読めていないのですが、この時点でレビューを書きたい、という衝動を抑えきれず、ここに記します。
その理由は、ただひとつ。
この作品世界に魅了されたから。
ただそれは、世界観や設定に起因するものではありません(勿論それも素晴らしいのです……!が、それは他の方のレビューにお任せします!)。
この世界に自分が投影されたかのような感覚に、魅了されてしまったのです。
とにかくひとつひとつの描写が丁寧なのはそうなのですが、それを主人公ルークの体感という形で伝えてくる。
まるでわたしがルークになったような。
あるいはルークの隣にいるような。
まるでこの世界にわたしがいるような。
そんな気持ちで読み進めてしまいます。
流し読みなんて、勿体ない!
じっくりと文字を追い続ければ続けるほど、わたしの意識はこの世界にとらわれていくのです。
この、魅力的な異世界に。
これは正に、ファンタジー世界の追体験を味わえる物語です!
緻密に描写されるのは、RPGのような魔法ファンタジーの世界。魔法陣で浮遊する台座、空中に浮かぶ荘厳な建物、ちょっと危険な図書館……と、その光景が目に浮かぶ人も多いはず。
ただしこの魔法都市は、大きな謎を秘めています。その謎――禁忌魔法に挑むのが、主人公であるルーク。最初からスパイということが読者に明示されているため、ルークと同じ目線に立ってハラハラしながら読み進めるのがとても楽しいです。
しかもここに学園生活ががっつり絡んでくるという贅沢なフルコース!個人的には完全無欠なルークが乙女心についてはポンコツなところが好きです(笑)
禁忌魔法とは一体なんなのか、そしてルークがヒロインたちと関わることでどう変化していくのか、楽しみです!
50話まで拝読させて頂いたレビューになります。
魔法学園に潜入したのは、すべて祖国のためでした。
特待生としてやってきた、ルーク・ヴェルトナーさんには別の顔があります。
それが祖国……神聖ヴァルメリア帝国のために学園に封じられた禁忌魔法を盗み出すという諜報工作員。学生であり、諜報工作員であるルークさんですが、その任もなかなか一筋縄にはいかないもので、学園の方もどこまで知っているのかハラハラとした展開が続き、先が気になります。
また、本作で登場する魔法もかなり拘った設定が練られており、単語や文法などといった根本的なところから考え抜かれた世界観も、とても面白いです。
魔法の存在する世界での学園×スパイのファンタジー作品、おすすめさせて頂きます。
学園都市アストラムに特待留学生としてやってきた少年ルーク・ヴェルトナー。
彼は祖国、神聖ヴァルメリア帝国のために学園都市に封じられた禁忌魔法の秘密を探ることを目的として送り込まれた諜報工作員だった。
活動を始めるルークだったが、ことはそう甘くない。
神聖ヴァルメリア帝国だけでなく、暗躍する各国の諜報員、交錯する思惑。
そしてそんな中でも心を寄せてくる美少女エリスや謎めいた美少女ソニアとの恋にまでは至らないむず痒い青春。
そんな王道の物語が展開します。
特筆すべきは、緻密に構築された魔法理論、そして息づく周囲の情景。
まるで、その場にいて、魔力に溢れる世界に触れているような、それでいて読みづらくない高い筆力が見事です。
ぜひ、皆さんにも読んでいただきたい作品です。
これぞ魔術が生み出す幻想的な光景! と思いながらドキドキ読み進めております。目に鮮やかに浮かび上がるような神秘的な魔術の光と、きちんと構築された発動の術式。内容は全然違うのですが、子供の頃に読んだ海外の魔法学校の物語(ハリポタではないですが……)を思い出しました。
祖国のために特待生として学園都市に潜入したルークですが、諜報員ということでハラハラする行動力も見せます。
決して一枚岩ではない学園都市。あらゆる国の諜報員が潜んでいそうな、少しの油断も許されない世界。ルークを監視する仲間の目。彼を友として慕う学友たちと、謎めいた美しい潜入者。ソニアを名乗る娘は、ルーク自身さえ知らない繋がりがあるようで……?
スパイに魔法にアクション。すごく胸が高鳴ります。己を殺して友情を裏切ることはできるのか。緻密な構成が美しいファンタジーです。
最新話まで追いついたので書きます。
ストーリーについてはあらすじ、他の方のレビューにお願いします。あくまでも、見どころを紹介しようと思います。
まず、骨子となる魔法なのですが、これが丁寧に設定が作られています。特に属性の設定もさることながら、理論や魔法を使う際の構成に拘りを感じました。
次に学舎と街の情景です。授業の風景が存在するのは珍しくないのですが、本作における魔法とは純粋な力や技術を指し示すものではなく「文化」の面が強く押し出されてます。よって、講義の名称も設定されており、「文化」という立ち位置がより強くなっています。
そして、最後はあらゆる組織の諜報員が潜り込んでいる可能性がある場所が舞台となっているところです。強く出ているところであるのでここは外せません。
ネタバレになることは書けませんが、誰が味方で誰が敵なのか分からない中で繰り広げる日常はやはりスリリングで読み応えがあります。
長々と書きましたが、『ハリーポッター』のように底の底まで設定が練られた骨太の魔法物作品をご所望の方に、一風変わったスパイものを求める方にもオススメの一作です!!
霧のような魔力に満ちた空気、天空を貫く学舎の尖塔、都市全体がひとつの魔術式として機能する──ここは魔法文明の極点、学園都市アストラム。
名もなき青年は、偽りの名と推薦状を手に、諜報員としてこの地に降り立った。
与えられた仮初めの身分、それは「神聖ヴァルメリア帝国が送り込んだ特待生」ルーク・ヴェルトナー。
だがその裏では、都市の深層に眠る禁忌を探り、すべてを祖国へ持ち帰るという密命が課されていた。
魔法と情報が交錯する都市構造。
笑顔の裏に潜む意図、穏やかな暮らしの陰で交わされる隠密の合図。
緻密に設計された都市の息遣いを読み、誰が味方で、誰が敵なのかを見極めながら、
少年はスパイとして、優等生として、そしてただの一人の人間として、静かに日々を歩む。
やがて出会う一人の少女──エリス・ブランフルール。
聡明で、優雅で、けれどまっすぐに人の心に踏み込んでくる彼女の言葉が、
ルークの仮面を揺らす。
この街に集うのは、ただの学生ではない。
誰もが何かを背負い、何かを探している。
そして、無数の嘘の中にほんの少しの真実が明らかになる時、少年の任務は物語に変わってゆく。
魔法都市で繰り広げられる、静かで緊張に満ちた青春ファンタジー、ここに開幕。
主人公がスパイとして魔道都市へ潜入するため、特待生として魔法学園へ入学するところから物語は始まります。
たくさんの出会いがある中、仮面をつけた女の子と運命の出会いを果たします。
何が運命なのかはまだ不明ではありますが、学園の秘密と共に、追ってあきらかにされていくことでしょう。(サスペンスの要素が強めです)
本作はスパイものではありますが、青春要素もかなり強め。いわゆる無自覚ハーレムを築いていくのではないかと推測します。
魔法による戦闘もふんだんに有り、この先、定番となる学園最強を決める武道会とかもあるかもしれません。
そのうち、ざまーもしてきそうな空気感も…
細か過ぎる描写ではありますが、イベントが多発するため読んでいて飽きることは無いかと思います。
お勧めの作品です。
是非一読してみて下さい。