漫画家にとって本当に必要なもの
第1話
師匠「お前さん、漫画家にとって必要なものは何だと思う?」
弟子「圧倒的な絵のセンス、面白くて飽きないストーリー展開、魅力的なキャラクターです」
師匠「ああ、そうだ。だが、あと1つとても重要なものがある」
弟子「何ですか?」
師匠「それは友達だ」
弟子「友達?」
師匠「お前さんの父親の漫画は確かに面白かった。今でもジャンプで打ち切られるべきでなかった打ち切り漫画として名前が上がっている。でも、打ち切られてしまった。なぜだかわかるか?」
弟子「……」
師匠「アンケート数が少なかったからだ。だから、お前さんは友達をたくさん作れ。ジャンプ漫画ではアンケート数だけが正義だ」
弟子「わかったよ、師匠。僕、友達をたくさん作って絶対に打ち切られない漫画を描くよ」
「はい。ということで、僕たちの班では『1年生になったら』でなぜ主人公が友達を100人も作ることに固執しているのかについての理由は以上のことだと考えます」
漫画家にとって本当に必要なもの @hanashiro_himeka
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます